月別アーカイブ: 2025年7月

ローソンから、生クリーム専門店「ミルク(Milk)」とのコラボレーションスイーツが登場。

ふんわり生クリームの“ふわもち”パンケーキ
MILKふわもちパンケーキ 2個入 171円
MILKふわもちパンケーキ 2個入 171円
これまで何度もタッグを組んでいるローソンと、生クリーム専門店「ミルク」。今回も、“クリームが主役”のスイーツを2種類展開する。まずは「MILKふわもちパンケーキ」に注目。ふんわりもっちりとした生地に、ミルク風味豊かなクリームとホイップクリームをサンドし、真っ白な1品に仕上げた。

すっきりミルクホイップのデニッシュ
MILKふんわりホイップデニッシュ 160円
MILKふんわりホイップデニッシュ 160円
一方「MILKふんわりホイップデニッシュ」は、ふんわりと歯切れの良い生地に、ミルクホイップを詰め込んだデニッシュ。ミルクホイップは、すっきりとした味わいとなっているので、最後まで飽きることなく味わうことができそうだ。

【詳細】
MILKふわもちパンケーキ 2個入 171円
MILKふんわりホイップデニッシュ 160円
発売日:2025年6月24日(火)
※沖縄地域では商品仕様と価格が異なる。
※写真はイメージ。
※商品によってはパッケージが異なる場合あり。
※店舗、地域により取扱いのない場合あり。
※地域により予告なく販売終了になる場合あり。
※一部の店舗により、発売日が異なる場合あり。

バルチックがスケールグラフ ツアー・オート 2025の新作情報です。

バルチックの3レジスタークロノグラフが、ツアー・オート 2025の公式タイムキーパーとして再登場し、重要な始まりを告げるまったく新しいリミテッドエディションを発表した。スケールグラフ ツアー・オート リミテッドエディションは、同ブランドにとって新たなモデルの幕開けであり、これまでのクロノグラフラインナップをよりスポーティかつ高機能に進化させたものである。

baltic watch
本作は39.5mmのステンレススティール製ケース、14.1mmの厚さ、両面ドーム型サファイアクリスタルを備えている。そしてラグ・トゥ・ラグは47mmだ。これは何が新しいのか? これまでのバルチックのクロノグラフと何が進化しているのか? その答えは、ねじ込み式プッシュボタンと100mの防水性能である。内部には手巻きのカム式クロノグラフムーブメントであるセリタ製SW510-Mを搭載し、約63時間のパワーリザーブとハック機能(秒針停止機能)を備えている。

Baltic Scalegraph Tour Auto 2025
ダイヤルはモータースポーツ、特にフランス版ミッレミリアとも称されるラリー&レース、ツール・ド・フランス・オートモービルから強く着想を得ている。ライトブルーのサテン仕上げのベースに、オフホワイトのアジュール(azurage)仕上げを施したインダイヤルは、ヴィンテージのレーシングリバリーをほうふつとさせる構成だ。さらに、ビッグアイと呼ばれる大型の積算計は、ドライバーズクロノグラフ黄金時代のヴィンテージモデルへのオマージュとなっている。同心円状のインデックストラックとスーパールミノバのドットを組み合わせたディテールも、これまでのバルチックのクロノグラフには見られなかったユニークな要素だ。

そのほかにも、固定式のアルミ製タキメーターベゼル、ガード付きのブランドロゴ入りリューズ、そしてビーズ・オブ・ライスもしくはフラットリンクのブレスレットいずれかのブレスレットも選ぶことができる。また付属品として、ネイビーブルーのアルカンターラ製ストラップも同梱。世界限定400本のナンバリング入りで、価格は1750ユーロ(日本円で約28万円)となっている。

昨年マーク(・カウズラリッチ)が詳しく取り上げたように、バルチック・レーシングチームは今年も再び出場し、1963年製ロータス・エラン 26Rと1965年製MG Bに搭乗して、手首にはスケールグラフを装着しながらパリからニースまでの道のりを疾走した。途中にはディジョン・プレノワ、アノー・デュ・ラン、シャレードといった伝説的なサーキットも含まれていた。

我々の考え
この時点で明らかなように、2025年の時計市場におけるバルチックの強みは、ヴィンテージからの明確なインスピレーションを日常使いしやすく手の届きやすいパッケージで実現している点にある。スケールグラフもそのテーマを踏襲しており、従来のトリコンパックスを次世代へと巧みに進化させている。ケースの改良も的確で、ブランドの3レジスタークロノグラフを“新興ブランドによるヴィンテージ復刻”という枠組みから1歩前に押し出している。もちろん、そのカテゴリー自体が悪いわけではないが、過去の時計を模倣するのではなくそれに着想を得て新たなものを生み出す姿勢こそ、バルチックのようなブランドにはふさわしいと感じる。

Baltic Scalegraph Tour Auto 2025
100mの防水性能とねじ込み式プッシュボタンを備えたスケールグラフは、どちらかと言えばセイコーのカスタムモデルというよりもチューダーに近い存在である。外観はヴィンテージ調でありながら、その設計思想は明らかに現代的で、“なぜ誰もこういう時計を作らなくなったんだ?”といった単なる懐古主義を超えたものとなっている。

バルチックが単なるヴィンテージ志向から脱却しようとしている点は大いに称賛したいところだが、それでもやはり、この“ビッグアイ”のディテールには心を奪われてしまう。このモデル名を変更した理由の一端を知っていれば、これがちょっとしたウィットを効かせた要素であることがわかるはずだ。ちなみに、1960年代に優れた“ビッグアイ”クロノグラフを手がけていたのは、ユニバーサル・ジュネーブだけではない。

Baltic Scalegraph Tour Auto 2025
価格に注目すると、1750ユーロ(日本円で約28万円)というスケールグラフの設定は、ほかのスモールブランドと比べても実質的な競合がほとんど存在しない。手巻きクロノグラフでデザインが洗練されていて、装着感に優れ、かつ設計にしっかりとした意図があるモデルは実際のところきわめて希少である。デザインこそバルチックらしく、過去を参照するという点ではチューダー的なアプローチに近いものの、その価格はあくまでバルチックオリジナルとして堅守されている。

baltic racecar
基本情報
ブランド: バルチック(Baltic)
モデル名: スケールグラフ ツアー・オート 2025 リミテッドエディション(Scalegraph Tour Auto 2025 Limited Edition)

直径: 39.5mm
厚さ: 14.1mm
ラグからラグまで: 47mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: サテン仕上げのライトブルー、オフホワイトのアジュール仕上げインダイヤル
インデックス: アプライド
夜光: あり、スーパールミノバBGW9
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ビーズ・オブ・ライスまたはフラットリンクブレスレットから選択可能、ネイビーブルーのアルカンターラ製ストラップが付属

ムーブメント情報
キャリバー: セリタ製SW510-M
機能: 時・分表示、スモールセコンド、クロノグラフ(クロノグラフ秒針、30分積算計)
パワーリザーブ: 約63時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時

価格 & 発売時期
価格: 1750ユーロ(日本円で約28万円)
発売時期: 発売中
限定: あり、世界限定400本

ハミルトン H70405730 カーキ フィールド MURPH 38mm

カーキフィールド42mmベースの1点ものだった劇中のマーフウォッチ(オンリーワンの小道具)。

女性には大きいんだよね。

こちらが2019年モデルのマーフウォッチ。

モールス信号を受け取ることはできるのかわかりませんが、忠実に再現されて人気モデルとなりました。

が、42mmは大きい!

「こんなシンプルなパイロットウォッチ(フィールドウォッチ)なんだから、もっと小振りの方が良いでしょう?」

って声がハミルトンファンから上がり、これをハミルトンが再び商品へと昇華させてリリースするのが今年の新作 ハミルトン H70405730 カーキ フィールド MURPH 38mm “インターステラー マーフウォッチ”です。

38mmにサイズダウンしたんですね。

良いサイズ感。

で、国内定価は124,300円。

42mmのマーフウォッチが132,000円ですので、小さい分だけ安いのは大変ありがたいんですが・・・

同じ38mm、同じ80時間パワーリザーブ自動巻きキャリバーH-10搭載モデルのカーキ フィールド
AUTO 38mm H70455533の定価はストラップ仕様が78,100円。

マーフウォッチ・・・ワーナー・ブラザースに献上してる額が凄いのか?

実際38mmのマーフウォッチはたくさん売れそうです。

しかし・・・インターステラー観たんですが全然内容覚えてないな・・・オッサンになると記憶力がぶっ飛ぶのと、当時ちゃんと理解できていたのかも怪しいです。

このモデル買って、子供と一緒にもう1度観ようかしら。

H70405730

カーキ フィールド
MURPH 38MM
自動巻き | 38mm | H70405730
¥124,300
在庫あり
「カーキ フィールド マーフ オート」がケース径38mmで登場。ファンの間で「マーフウォッチ」の愛称で親しまれている最も有名なSFウォッチのひとつが、コンパクトな38mmサイズのステンレススチール製のケースに収められています。高い視認性のブラックダイヤル、スーパールミノバ®加工を施したヴィンテージ スタイルのベージュの針、ブラックレザーストラップを備え、オリジナルである42mmモデルの主要な美的コードを継承しています。自動巻きムーブメントH-10を搭載し、標準持続時間80時間を実現する「カーキ フィールド マーフ 38mm」は、このサイズを待ち望んでいた人たちへ向けて作られた、待望のモデルです。

商品番号 : H70405730
キャリバー : H-10
コレクション : カーキ フィールド
ムーブメント : 自動巻き
ケースサイズ : 38mm
ダイヤルカラー : ブラック
ケース素材 : ステンレススチール
クリスタル : サファイアクリスタル
ベルトつけ幅 : ベルトつけ幅20MM
ストラップ裏面仕上げ : Mineral
パワーリザーブ : 80時間の標準持続時間
防水性 : 10気圧防水
反射防止加工 : Yes
シースルーケースバック : Yes
Nivachron : Yes

映画史に残るタイムピースとして2019年に誕生し、ファンの間では「 マーフウォッチ」の愛称で親しまれる傑作腕時計をコンパクトな38mmケースに収めました。腕時計

新登場の「カーキ フィールド マーフ 38mm」は、一目で「マーフ」と分かるデザインを踏襲した待望のモデル。38mmのステンレスチール製ケース、高い視認性のブラック ダイヤル、ベージュのヴィンテージ スタイル スーパールミノバ®仕上げの針、ブラックのレザーストラップを備えたこの新作は、先代モデルの主要な美的コードを継承しています。

ウォッチコミュニティのニーズと期待を大切にする ハミルトンから、大ヒット映画に登場したアイコンを小型化した38mmの「カーキ フィールド マーフ」が発表されました。

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この「カーキ フィールド マーフ 38mm」は、標準持続時間80時間を誇るH-10自動巻きムーブメントを搭載し、その姿は、エキシビション ケースバックから見ることができます。

映画史にその名を刻むタイムピースが今回、より小さなサイズの時計を好む人たちのためにアップデートされ、戻ってきました。振り返ると、小さい贈り物にこそ、幸せの要素が詰まっていたりします。
映画の世界で最も有名な時計のひとつとなり、映画『インターステラー』の中で重要な役割を果たしたタイムピースを忠実に再現した42mmサイズの「カーキ フィールド マーフ」の衝撃的な発売以来、ハミルトンファンはより小さなサイズの登場を待ち望んできました。ファンからのリクエストがあれば、ハミルトンは真摯にその声に耳を傾けます!

「ハミルトンのウォッチコミュニティは、私たちが発表する時計に対して非常に情熱的に応えてくれるだけでなく、知識も豊富です。私たちは、ファンとの対話を積極的に行い、ファンのニーズを理解し、期待を上回る商品を出すことがいかに重要であるかを認識しています。」

マラン(MARANT)は、2026年春夏メンズコレクションをフランス・パリで発表した。

平原から村、そしてイビザ島へ
マラン 2026年春夏メンズコレクション、旅の記憶とあたたかな余韻|写真8
“旅の記憶”がテーマの今シーズンは、平原から静かな村々、ステューシーコピー代引きそして美しいビーチの広がるスペイン・イビザ島へとわたり歩いた風景の余韻を、クリエーションに映し出す。サテンボンバージャケットの背面には、イビザ島のパームツリーや海、そして太陽のイラストを刺繍でノスタルジックに表現。Tシャツには同じモチーフを淡い色彩のプリントで落とし込んでいる。

ウォーミングなカラー
マラン 2026年春夏メンズコレクション、旅の記憶とあたたかな余韻|写真5
柔らかく、あたたかみのある色使いは多彩なアイテムで散見された。たとえば、ストリートテイストのハーフジップフリースには、太陽を思わせるピンクやオレンジ、レッド、ブラウンといったカラーをコンビネーション。デニムジャケットやパンツにはサーフカルチャーからインスパイアされた野花のモチーフを、灼けたような色彩でプリントしている。

マラン 2026年春夏メンズコレクション、旅の記憶とあたたかな余韻|写真1
また、洗いざらしで風合い豊かに仕上げた、穏やかなボルドーのブルゾンやネイビーのワークジャケット、アースカラーのタイダイ染めを施したキルティングジャケットも、奥行きのある色合いが目を引く。身にまとった時に自然になじむような、落ち着きのある表情が印象的だ。

緻密な刺繍
マラン 2026年春夏メンズコレクション、旅の記憶とあたたかな余韻|写真14
旅の中で出会う工芸品や、その土地に暮らす人々の衣装を思い起こさせるような、緻密なステッチワークにも注目したい。ジップ付きのデニムジャケットやパンツには、細かく刺繍を施して大きな模様を描き、グラフィカルなアクセントをプラス。また、シャツポケットに花の刺繍を施したウエスタンテイストのシャツや、様々なモチーフを散りばめるようにして刺繍し、装飾を加えたカーキの開襟シャツも登場している。

すっきりとしたシルエットのボトムス
マラン 2026年春夏メンズコレクション、旅の記憶とあたたかな余韻|写真2
ボトムスのシルエットは従来よりも細身になり、身体に寄り添う直線的なフォルムが主に採用されている。ストライプ地のカーゴパンツにはタックを施してすっきりとした佇まいに仕上げ、軽やかなセットアップのパンツもまた、シンプルなストレートシルエットで仕立てられている。

温かみのあるトーンをまとったローズゴールドの超薄型モデルにより、

この時計は、ルイ・ヴィトンのラ・ファブリク・デュ・タンの技術を背景に、静かで自信に満ちた形で登場した。スースクリプション形式で販売され、限定20本のみの生産という希少性を持ちながら、過去へのオマージュと同時に高い技術力を示したモデルであった。この特別な時計の発表は2023年3月だったが、その後2024年8月にはトゥールビヨンのローズゴールドバージョンが登場した。こちらはレギュラーモデルとして、製造数量に制限があるものの、スースクリプションではなく通常販売となった。同じ流れで、超薄型のエクストラ プラットも展開。イエローゴールドのモデルはスースクリプション形式で2025年1月に発売され、約3ヵ月後にローズゴールドバージョンが発表された。

The Daniel Roth Extra Plat Rose Gold
ロレックススーパーコピー時計 激安ロートブランドの復活による第2のモデル、そのふたつ目のバリエーションとしてエクストラ プラットのローズゴールドモデルが正式に発表された。本作は5Nローズゴールドで仕上げられ、デザインはほぼそのままにスースクリプション方式ではなく特定の小売店を通じて販売される“通常”モデルとして展開される。

時計のシルエットは変わらず、縦38.6mm×横35.5mmのダブルエリプスケースに、厚さはわずか7.7mmという超薄型設計が特徴だ。今回のローズゴールドモデルは5N合金の温かみが加わり、すでに優雅なラインを一層やわらげている。また新たな生産戦略により、ブランドの存在感をさらに広げる狙いがうかがえる。さらに、今回のモデルからはシースルーバックが採用された。これまでのスースクリプションモデルはクローズドバックだったが、2025年の今ではムーブメントの美しい仕上げを鑑賞できるようになっている。これまでのスースクリプションモデルは時計愛好家にとって特別な存在だったが、新しいデザインでは実際にムーブメントを目で確認できる喜びも加わったのだ。

The Daniel Roth Extra Plat Rose Gold movement
時計を裏返すと、昨年発表されたCal.DR002が姿を現す。これは手巻きムーブメントで、ルイ・ヴィトンのラ・ファブリク・デュ・タンにおいて、マスターウォッチメーカーであるミシェル・ナバス(Michel Navas)氏とエンリコ・バルバシーニ(Enrico Barbasini)氏の指揮のもと設計・仕上げが行われたものだ。エクストラ プラットおよびこのダブルエリプスケース専用に製造されたCal.DR002は、まさにダニエル・ロートに期待されるすべてを体現している。仕上げに関しては、写真だけでも手作業による丸みを帯びたポリッシュ仕上げのアングラージュ(面取り)や鋭い角の仕上げが確認できる。これらは手作業でなければ実現できない精緻なディテールだ。また、今回のモデルでは巻き上げ時のクリック感にも特別なこだわりが見られる。実際に手に取って体感したが、このこだわりは確かに価値があるものだった。エクストラ プラットの巻き上げは非常に心地よい体験である。

新しいエクストラ プラット ローズゴールドのダイヤルも際立っている。先代のエクストラ プラット スースクリプションと比べてもその違いは明らかだ。今回は控えめなツートン仕上げで、ダイヤルはふたつのパーツで構成されている。手作業で施されたギヨシェ模様が特徴で、ベースには無垢のホワイトゴールド製ディスクが使われている。ていねいにハンドデコレーションされた直線的なギヨシェ、ギヨシェ・アン・リーニュが施されており、質感が与えられるとともに、往年のロート氏のデザインを思い起こさせる。ダイヤルの外周には5Nローズゴールドの見返しリングが配置され、ブラックのローマ数字を美しく囲んでいる。針はブラックコーティングされたステンレススティール製で、ルミノバは使用せずとも鮮やかなコントラストを生み出している。全体として層の重なりが美しく、見事な仕上げだ。

The Daniel Roth Extra Plat Rose Gold
ダニエル・ロート エクストラ プラット ローズゴールドはブランドの“通常”カタログに位置付けられており、製造数に明確な制限は設けられていない。価格は4万9000スイスフラン(日本円で約860万円)である。

我々の考え
ダニエル・ロートの復活が発表された2023年9月、正直なところ懐疑的に思った人も多かっただろう。実を言うと、私もそのひとりだった。ヴィンテージ、あるいはネオヴィンテージとしてのダニエル・ロートの魅力を知る者として、LVMHによる復活が2020年代半ばにどのような形で展開されるのか、疑問を抱いていたのだ。しかしその先入観はいまや大きな期待へと変わっている。ラ・ファブリク・デュ・タンから送り出される製品を目にするたびに、その完成度には感心せざるを得ない。

The Daniel Roth Extra Plat Rose Gold on the wrist
The Daniel Roth Extra Plat Rose Gold
The Daniel Roth Extra Plat Rose Gold
全体的にディテールの完成度が素晴らしい。確かに、今回の記事の主なポイントはケース素材の変更や、随所に見られる微細な調整だ。そして、ローズとグレーのトーンが生み出す美しさも間違いない。しかしエクストラ プラット ローズゴールドは単なる素材変更にとどまらず、ダニエル・ロートというブランドの伝統の継承であり、より充実したカタログを構築するための一歩でもある。

これは決して偶然ではない。ダニエル・ロートが最初に創業された1989年から1990年代初頭にかけても、同じような歩みがあった。1989年にトゥールビヨン、1990年にエクストラ プラット、そして1991年にはパーペチュアルカレンダーが発表された。これは、今世紀の多くの独立系時計師たちの歩み方とも共通している。慎重に、そして細部にこだわりながら、ゆっくりとコレクションを拡充していく手法だ。このレベルの時計を作るには、最初の年にいきなりフルラインナップを展開するのではなく、ひとつひとつていねいに積み上げていく必要がある。それが理にかなっているのだ。

The Daniel Roth Extra Plat Rose Gold movement
では、そのディテールとは何か。実物を手に取って見るのが一番だが、写真からでも新生ロートのこだわりは伝わってくる。例えば、わずかに再解釈されたケースデザイン。ミッドケースが再設計され、上部と下部のバランスが均等になるよう配置されている。ヴィンテージのエクストラ プラットでは、トップの部分がやや裏蓋よりも厚くなっていたが、今回のデザインではバランスが調整されている。ギヨシェパターンの変更も見事だ。ロートはスースクリプション版でクル・ド・パリを採用していたが、1990年代のエクストラ プラットの大半は今回のローズゴールド版と同じギヨシェ・アン・リーニュのような直線的なパターンが施されていた。このようなデザインの選択や参照は失敗しやすい部分だが、新生ロートは間違えることなく、それを見事に再現している。

基本情報
ブランド: ダニエル・ロート(Daniel Roth)
モデル名: エクストラ プラット ローズゴールド
型番: DBBD01A1

ケースサイズ: 縦38.6mm×横35.5mm
厚さ: 7.7mm
ケース素材: 5N ローズゴールド
文字盤色: ホワイトゴールドのベースに直線的なギヨシェ装飾、5N RGの見返しリング
インデックス: ブラックのローマ数字
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: カーフスキンレザーストラップ、ラグ幅20mm

The Daniel Roth Extra Plat Rose Gold
ムーブメント情報
キャリバー: DR002
機能: 時・分表示
パワーリザーブ: 65時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 21
クロノメーター認定: なし
追加情報: 手巻きムーブメント。ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトンにて開発・組立した手巻き式ムーブメント。ミシェル・ナバス氏とエンリコ・バルバシーニ氏が監修。