投稿者「鎌仲 航平」のアーカイブ

ダニエル・クレイグスーパーコピー、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞授賞式にムーンスウォッチをつけて登場!

ムーンスウォッチ・ネバー・ダイ。元007のダニエル・クレイグは、日曜日の夜、ナショナル・ボード・オブ・レビュー2023賞のガラにミッション トゥ ネプチューンを着用して出席した。

ニューヨークのステージで、深い青……、いや紫がかったカーテンの前に立ったクレイグは、『ナイブズ・アウト: グラスオニオン』(原題:A Knives Out Mystery)で演じたジャネル・モネーに助演女優賞を贈呈した。クレイグはこの映画で、今や知らぬ者はいない名探偵ブノワ・ブランを演じている。それゆえに、このプレゼンテーションにはうってつけであった。

画像提供:ゲッティ

クレイグが映画のなかで特別なオメガのシーマスターを着用していることは、2022年末に『グラスオニオン』に関する記事で紹介した。ジェームズ・ボンド役の彼とオメガとのつながりはよく知られており、深夜のトークショーなどでは実際にスピードマスターを装着している姿をよく見かける。しかし、賞の晩餐会にスーツ姿で颯爽と現れたクレイグがムーンスウォッチをつけているのを目撃したのは、「なんてこった!」と言いたくなるような発見のひとつだった。

先日の夜、HODINKEEのSlackに、ヴィンテージの大家であるトニー・トレイナがガラで撮ったクレイグの写真を投稿してくれた。ムーンスウォッチを最も多く扱っていたエディターとして、この写真を共有しなければならないと思ったのだ。トニー、知らせてくれてありがとう。

ご存じない方のために説明すると、ムーンスウォッチとは、スウォッチとオメガの驚くべきコラボレーションによって生まれたモデルだ。11色のカラーバリエーションと3万3550円(税込)という財布に優しい価格を伴い、バイオセラミックによりスウォッチ化を図った象徴的なスピードマスターとなった。本モデルはオンラインでは購入不可能な時計として、社会現象にもなっている。私たちはこのムーンスウォッチを2022年のウォッチ・オブ・ザ・イヤーに選んだ。もっと詳しく読みたい方は、こちらか、こちらか、こちらへどうぞ。

クレイグがミッション トゥ ネプチューンを携えてニューヨークを訪れた際、その真っ青なケースとベルクロストラップはムーンスウォッチが不滅であることを立証するものだった。『ナイブズ・アウト』には続編があるが、ムーンスウォッチもそうなるのだろうか?

オーデマ ピゲ オールチタンのロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー ウルトラシン 41mmが登場。

オーデマ ピゲのようにヒットを飛ばしたいなら、ときには特別なリミックスを考えなければならない。ル・ブラシュのチームは、コンセプトモデルだったRD#2の特別な表現を発表した。最近の兄弟の成功に基づくこの新しいモデルは、多くのチタンを用いる一方で、プラチナの使用はごくわずか、そして新しい文字盤表現とともに限定生産で打ち出した。僕はこの時計に恋してしまった。

詳しく説明させて欲しい。ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー ウルトラシンは、2018年にコンセプトモデルのRD#2としてプラチナで発表された(その時計は以下で見ることができる。最高にレアでそれと同じくらいクールだが、手首に乗せるととても重たい)。2019年、オーデマ ピゲは、新しいフラットなダイヤルデザインと、ベゼルとブレスレットの中間リンクを除いた多くにチタンを採用したロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー ウルトラシン RD#2 Ref.26586IP.OO.1240IP.01を発表した。これらはプラチナ製で、生産数は非常に限られていたが、通常生産のモデルではなかった。この最新作では、RD#2の2度目の“生産”が行われ、今回は200本の限定生産となっている。

この3つの時計が、ある種、アニモーフ(アメリカの科学ファンタジーシリーズ)のような発展的な変身を遂げたと想像してもらえればと思う。コンセプトモデルのRD#2はプラチナ、次のRD#2 26586IPはプラチナとチタン、そして今回の変身は次のステージ、フルチタンに突入したのだ。幅41mm、厚さ6.2mm、重さ75gの26586TIは、ベゼルのビス(ホワイトゴールド製)だけが唯一チタンではないのが特徴だ。

初代RD#2は、フルプラチナのコンセプトモデルで、現在はオーデマ ピゲのミュージアムコレクションになっている。そう、すごいのだ。大きなプラチナの塊の使い道は、なかなか思いつかない。

26586TIは、貴金属を数g減らした以外が、ほぼ従来のフォーマットを踏襲しつつ、黒のインダイヤル、赤い日付のアクセント、同じブルーアベンチュリンのムーンフェイズを持つ新しい青から黒へ変化するサンバーストダイヤルを追加している。広報画像のスモークブルー文字盤はあまり好きではなかったが、実際に見ると、光の当たり具合でブルーの彩度が大きく変わるものの、インダイヤルのコントラストは失われず、美しいバランスに仕上がっている。

内部には、前出の例と同じ記録的な超薄型ムーブメント Cal.5133を搭載しており、ムーンフェイズとデイ/ナイト表示を備えたフルパーペチュアルカレンダー自動巻きムーブメントでありながら、厚さはわずか2.9mmしかない。価格は? そう、13万7000スイスフラン(日本での価格は要問い合わせ)という軽量でも薄型でもないなかなかの価格だ。

我々の考え
冒頭で言ったように僕は恋をしている。前のふたつのバージョンと同じように。僕の大好きな複雑機構を搭載しながら、軽くてつけやすいハイエンドなRD#2と26586TIをわずかに試着したとき、僕の顔から笑顔がこぼれ落ちた。しかしその笑顔も、時計を返したときには消えてしまった。まぁ、余談だが。

RD#2のさらなる表現として、26586TIはRDプログラムのメリットと、伝統と現代の最先端技術を融合させたロイヤル オークの開発力を直に物語っていると思う。この時計は、見た目も美しく、つけ心地も軽快で、特別な存在感を放っている。そして僕の目には、現行ロイヤル オークの全領域を覆い、後光が射しているように見える。

7インチ(18mm弱)の手首に装着した新しいロイヤル オーク QP 26586TI。

もし価格設定が問題だとすると(僕はこの時計のターゲットにとって重要だとは思っていないが)、このチタン製の新作は、先行して14万スイスフラン(約2040万円)で発売されたチタンとプラチナのRD#2 26586IPよりも少し安価になっている。僕の目には、これはオリジナルの素晴らしいリミックスであり、2019年のRef.26586IPの直接かつ明確な、魅力的な進化のように映っている。

基本情報
ブランド: オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
モデル名: ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー ウルトラシン(Royal Oak Selfwinding Perpetual Calendar Ultra-Thin 41mm)
型番: 26586TI.OO.1240TI. 01

直径: 41mm
厚さ: 6.2mm
重さ: 75g
ケース素材: チタン
文字盤: スモークブルー
インデックス: アプライド
夜光: 針とアワーマーカー
防水性能: 20m
ストラップ/ブレスレット: フルチタン製ブレスレット

AP Royal Oak QP titanium ultra thin
ムーブメント情報
キャリバー: 自動巻き 5133
機能: 時・分表示、パーペチュアルカレンダー、ムーンフェイズ、デイ/ナイト表示
直径: 32mm
厚さ: 2.9mm
パワーリザーブ: 約40時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 1万9800振動/時
石数: 37

AP Royal Oak QP titanium ultra thin
価格 & 発売時期
価格: 13万7000スイスフラン(予価。日本での価格は要問い合わせ)

H.モーザーの最新作、エンデバー・パーペチュアルカレンダー タンタル ブルーエナメルだ。

H.モーザーは、人々の注目を引くことを問題としたことは決してない(ときに度が過ぎることはある)。このブランドは過去に悪ふざけのきっかけを作ったことはあるが、優れた時計づくりのために、口先だけでなく行動を起こすことができる存在であることに疑う余地はない。

タンタルを使った時計が発売されるというのは、マニアのテンションをあげるのに十分だ。この素材はゴージャスでありながら極めて硬く、重く、濃く、さらに光沢を放ち、延性を持つ。私は市場で最も優れたホワイトメタル素材であるとも思っている。しかしその一方で、機械に負担をかけてケースメーカーの怒りを買うという、悪夢のような存在であることも多くの愛好家が知っていることだろう。タンタルの時計は、かつてのような大きな功績を残すことはないかもしれないが、“我々はこんなことができるのだということを見て欲しい”と、ブランドが胸を張っていえるようなモデルであることは確かだ。

フュメのグラン・フー エナメル文字盤も注目を集めるだろう。グラン・フー エナメルは、ガラスと金属を融合させたエナメル粉末を一層ずつふるい落とし、何度も焼成することで、まるで生きているかのような泡に似た質感を生み出す非常に繊細な技法のひとつで、一部のメーカー(anOrdainのような意外とリーズナブルなものも含めて)を除いてはほとんど見ることができない。

このふたつの要素を、H.モーザーの新作エンデバー(Ref.1800-2000)のような、美しくて極めてシンプルな42mmサイズの永久カレンダーに搭載すれば、それは大正解なのだ。

ベン・クライマーは2015年当時、A Week On The Wrist記事のなかで、モーザーのエンデバーは“私が考えるなかで最もエレガントな永久カレンダーだ”と言っている。あえていうならそれは今も変わらない。シンプルなデザインであるため、複雑な時計ではなく、普通の日付つき時計と見間違うほど。ときには“私は複雑だ!”と、声高に主張するカレンダーウォッチも欲しいのだが、それほど力説する必要のない時計は、なんだか贅沢な感じがしてくる。シンプルなディスプレイが、フュメのグラン・フー エナメル文字盤の“アビスブルー”のような素晴らしいデザインを表現するパレットとして機能するのであればなおさらだ。だが、この話はまた今度にしよう。

H.モーザー エンデバー・パーペチュアルカレンダー チュートリアルの写真に戻らなければならない。これは永久カレンダーを簡略化し、その簡略化された表示の読み方を文字盤上でおもしろおかしく教えてくれる時計である。メイラン夫妻のユーモアのセンスを知っている私は、この“チュートリアル”が発表された際、適度な皮肉を込めて鑑賞したが、手ほどきなしではデザインを理解できない人がいたら、どんなに侮辱されるだろうかと考えたものである。まあ、実は私も忘れていて助けを必要としたのだが…。1カ月はどこからがスタートなのか? 月表示の針は、文字盤の周りをジャンプしたり、少しずつ動いたりするのだろうか? 私は侮辱されたというより、恥ずかしい思いをした。

The H. Moser Endeavor Perpetual Calendar Tutorial
H.モーザー エンデバー・パーペチュアルカレンダー チュートリアル。courtesy H. Moser & Cie.

おさらいになるが考えすぎは禁物だ。日付は午前0時にジャンプし、必要に応じて月表示の針もジャンプする。つまり、小さな月表示のインジケーターは常に、1年から12年、または1月から12月までの月に関連付けられたダイヤルの時間を指していることになる。また文字盤に対して針がとても短いため、“今が1月か2月か”わからくなってしまうかもしれないが、いずれは慣れることだろう。

The dial of the new Moser Endeavor Perpetual Calendar with fumé grand feu enamel dial
日付窓、月表示の針、パワーリザーブインジケーター、6時位置にはスモールセコンドを搭載。

The movement of the new Moser Endeavor Perpetual Calendar
このエレガントなデザインに用いられたのは、34mm径のCal.HMC800で、8年前にベンがレビューした時計に搭載していた、オリジナルのHMC341から派生したムーブメントである。32石の新ムーブメントは、H.モーザーがそのあいだに繰り返し行ってきた改良を施して信頼性とパワーリザーブを向上させ、さらに組み立て時間を3分の1に短縮したものだ。このように、組み立てとサービスのダウンタイムの短縮に力を入れることは、以前から行ってきたモーザーの基本的な姿勢である。これはブランドの名刺代わりにもなっている、交換可能な脱進機モジュールの実現にも表れていることだ。また、2015年にベンが指摘した仕上げの“ショートカット”(内角というワードは、当時は今よりも流行していなかった)のなかには、ブリッジの特定部分の面取りのようなものも残っているが、何となくこの時計は少し丁寧さを感じることができ、仕上げに輝きが増しているような気がする。

The escapement of the The new Moser Endeavor Perpetual Calendar with fumé grand feu enamel dial
簡単に交換可能な、HMC800の脱進機。

多くの手巻き式永久カレンダーとは異なり、エンデバー・パーペチュアルカレンダー タンタル ブルーエナメルには、多くのおまけが付属している。簡略化された表示とは裏腹に、中身には完全に統合された(モジュール式ではない)ムーブメントを搭載しているのだ。

ヴィンテージの手巻き式永久カレンダーを手に入れる場合、それがうるう年表示がないモデルであれば、巻き上げを忘れるととんでもないことになる。しかしエンデバーを裏返すと、すぐに今年が何年目なのかを確認できるホイールが付いている。私の大好きなインフォマーシャルアイコン(CM)の言葉を借りれば、“set it and forget it!(一度設定したら後は放っておけばいい!)”。また、ツインバレルを備えており、約7日間というロングパワーリザーブを実現しているため、少なくとも、忘れていても巻き忘れることはないだろう。

しかしこのムーブメントは、誤作動しないようにつくっているという、最大のおまけを搭載していることを“チュートリアル”ウォッチでハッキリと示している。時計メーカーは、時計の設定や使用方法に関して、ユーザーエクスペリエンス(おそらくクレーム要求を避けるため)に注意を払っているようである。さらに一般的に、午後9時から午前3時まで日付や月の設定ができない、日付変更禁止時間帯に操作をするとムーブメントが壊れてしまい、多額のサービス料が発生するということもなく、チュートリアルは時計をセットしていい時間とそうではない時間を、1時間も必要としない。もう一度言おう。一度設定したら後は放っておけばいい!

真意を理解すると、タンタルはH.モーザーにとって今年の顔ともいえる金属なのかもしれない。H.モーザーは、タンタルに翡翠の文字盤を組み合わせた10本限定のエンデバー・パーペチュアルカレンダーも発売している。フュメのグラン・フー エナメル文字盤は、このケース素材との相性が抜群といえるのではないだろうか。ダークでムーディーな雰囲気のケースは、光の加減で深いブルーと薄いブルーの両方の色調からセンターのシーフォームグリーンまで変化する、この文字盤の背景としてピッタリだと思うのだ。

リーフ針も、センターポストから先端にかけて2分割され、文字盤のグラデーションに対して常に鮮やかな印象で、光と影をうまく受け止めている。そして最後のディテールは、翡翠文字盤に足りないと思っていた要素をフォローするように配された、大きな日付窓を囲ったメタルの囲いだ。

エンデバー・パーペチュアルカレンダーの装着感が悪いと、リリースのすべてが無意味になってしまう。ただ嫌いな人には申し訳ないが、この時計の装着感は最高だった。6時と12時が緩やかなカーブを描くシースルーバックを備え、またラグは手首にフィットするよう、スカラップ型のミドルケースに対してやや高めにセットしていた。マットなクードゥーレザーストラップはダークなタンタルケースと相性がよく、この金属製の時計に求められる迫力を補完している。さらに“H. Moser & Cie.”と刻印されたSS製のクラスプは、時計を身につけているあいだ、唯一メーカー名を見ることができるディテールとなっている。直径42mm、厚さ13.1mmというサイズ感は従来のドレスウォッチとは異なるが、モーザーは特に伝統的なことを意識しているものではない。

もしかしたら文字盤よりも目を引くのは、その価格かもしれない。価格は1182万5000円(税込)で、グラン・フー エナメルダイヤルのないホワイトゴールドと、ファンキーブルーフュメのバリエーションより、335万5000円もの差額がついている。anOrdainのようなブランドが、グラン・フー エナメルを3000スイスフラン(日本円で約43万9000円)以下で提供しているのだから、かなり厳しいものがある。しかし、タンタル製ケースと搭載している永久カレンダーキャリバーとのあいだでは統一性がなく、比較できないものである。さらにこのリリースをきっかけに、H.モーザーに興味を持った時計ファンがひとりでも、このブランドの深みにハマっていくことは間違いないだろう。

【ダニエル·ロート】第25回ジュネーブ時計グランプリで「タイムオンリー」部門賞を受賞

ジュネーブで開催された第25回ジュネーブ時計グランプリの授賞式において、ダニエル·ロートの「エクストラ プラット ローズゴールド」が「タイムオンリー」部門の栄誉ある賞を受賞。

直近の発売に続くこの新たな「ダニエル·ロート エクストラ プラット ローズゴールド」は、ロート氏が遺した伝統とハイウォッチメイキングのレガシーを引き継ぎ、1990年代のブランドの黎明期を彷彿させます。「エクストラ プラット スースクリプション」と同様、「エクストラ プラット ローズゴールド」は、ミシェル·ナバスとエンリコ·バルバシーニ監修の下、ウォッチメイキングアトリエ「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」によって開発、組み立てられた新しいキャリバーDR002を搭載しています。

ウルトラスリムなドレスウォッチというアイディアは、ロート氏にとって特別なものでした。このマスター·ウォッチメーカーは、1980年代にすでにオリジナルとなるモデルのデザインを想い描いていましたが、最初のウォッチ「エクストラ プラット オートマティック」が日の目を見ることになるのは、「トゥールビヨン C187」の発売から1年後の1990年のことでした。

5Nローズゴールドのケースは、オリジナルデザインを尊重しながらも、アイコニックなダブルエリプスのシルエットを保ち、中央にひだ装飾を施して均整の取れたバランスを実現。より緩やかなカーブと下向きのアングルに再設計されたラグは、より快適なフィット感をもたらします。

ダニエル·ロートのシグネチャーであるダブルエリプスケースの伝統を受け継ぎ、「エクストラ プラット ローズゴールド」のケースは厚さを7.7 mmに抑えることで、その洗練されたデザインをさらに際立たせています。 「トゥールビヨン ローズゴールド」で確立されたデザインの原則を踏襲する「エクストラ プラット」はローズゴールド5N製で、オープンケースバックを搭載。

ツートーンダイアルを採用し、ベースはソリッドホワイトゴールド製、時·分表示用に5Nローズゴールド製チャプターリングをあしらっています。

ダイアルは、手彫りのピンストライプのギョシェ彫りでエレガントに飾られています。5N合金のこの温かみのあるモダンな色調は、ウォッチの優雅さを引き立て、伝統的なクラフツマンシップと現代的な洗練性をシームレスに融合させています。

「ローズゴールドは華やかな輝きを持つ貴金属であり、クラシカルなウォッチメイキングに深く根差しつつ現代的な魅力も備えている」と、ダニエル·ロートのアーティスティック・ディレクター マチュー·エジは語ります。

「エクストラ プラット ローズゴールド」は「エクストラ プラット スースクリプション」と全く同じ、ケース幅は35.5 mm、長さは38.6 mmというサイズです。さらに、オープンケースバックになっているため、キャリバーDR002の卓越した仕上げを鑑賞することができます。

ケースは、伝統的な時計製造方法に従って組み立てられます。各ラグは、別々の部品として作られたのち、1つずつ、手作業で入念にケースにはんだ付けされます。ダイアル上の針は、ブラックコーティング加工を施したステンレススティール製で、ブラックのローマ数字や個別のウォッチ製造番号と調和しています。

ロート氏とスイスのハイウォッチメイキングの伝統に敬意を払うべく設計されたムーブメントDR002は、マスター·ウォッチメーカーのミシェル·ナバスとエンリコ·バルバシーニが手掛けたもの。

DR002は、トゥールビヨン·キャリバーDR001の独特な視覚的スタイルを保ちつつも、「エクストラ プラット コレクション」向けに一から開発されたものであり、今後の複雑機構のためのベースムーブメントの役割を果たします。

EXCEPTIONAL FINISHINGS IN EVERY COMPONENT
このフォルムのムーブメントは、ケースのダブルエリプス形状を反映しており、妥協のないクラフツマンシップがもたらしたユニークなデザインとなっています。キャリバーDR002は、利用可能なスペース全体を占める大型のホイールと、手作業で磨き上げ面取りを施したブリッジの流れるようなラインを備えた、クラシカルな味わいが特徴です。

「私たちは常に、伝統的なウォッチメイキングの原則を守り、あらゆるディテールを丹念に作り込んできた。キャリバーDR002は、こうしたこだわりへの証であり、ハイウォッチメイキングのエッセンスを表現したもの」とミシェル·ナバスは述べています。ロート氏のアプローチを忠実に守り続けるという決意の下、「ダニエルのビジョンに対して深い敬意を抱く私たちは、現代の進歩を取入れながら卓越した品質を維持するという目標を掲げて、キャリバーDR002を設計した」とエンリコ·バルバシーニは付け加えます。

このムーブメントは、クラシカルなエレガンスを醸す一方で、その技術的な洗練は同様に目を見張るものがあります。例えば4 Hzのテンプは4本のアームを持つフリースプラング機構となっており、それぞれのアームが微調整のための可変慣性錘を装備し、長期間にわたる卓越した安定的な計時性能を保証。大きな単一の主ゼンマイは、65時間ものパワーリザーブを誇り、3日間、つまり週末を通して動き続けることもできる実用性を備えています。

DR002の外観にも、その魅力と手触りをさらに高めるため、細心の注意が払われました。単一の部品として手作業で作られた巻き上げ爪は、ムーブメントの視覚的な美しさを高めるだけでなく、ムーブメントの巻き上げ時の満足感ある正確な手触りにも貢献。キャリバーDR002の魅惑的な美しさは、洗練された装飾と伝統的な構造を明示するオープンケースバック越しに際立ちます。

「ダニエル·ロート エクストラ プラット ローズゴールド」は、ウォッチという枠を超えて、伝統的なスイスのハイウォッチメイキングを讃えるものなのです。

5N合金の温かみのある色調は、ウォッチの優雅さを引き立て、伝統的なクラフツマンシップと現代的な洗練性をシームレスに融合させています。

【仕様】
エクストラ プラット ローズゴールド
品番:DBBD01A1

ケース:ローズゴールド 5N
・ケースサイズ:38.6 x 35.5 mm
・厚さ:7.70 mm
・ラグ幅:20 mm
・反射防止コーティングされたフラットなサファイアクリスタル
・サファイアクリスタルのスケルトンケースバック
・防水:30 m
ダイアル:ローズゴールド 5Nのチャプターリングとピンストライプのギヨシェパターンを施したホワイトゴールドのベース
・ブラックのフォント
・針:ブラックコーディングを施したステンレススティール製
ムーブメント:キャリバーDR002
・ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニ監修の下、開発、組立てられた手巻き機械式ムーブメント
・パワーリザーブ:65時間 – 4Hz
・ムーブメントサイズ:31 x 28 mm
・厚さ:3.1 mm
・部品数:143
・石数:21
ストラップ:カーフレザー

[DANIEL ROTH]
1988年、マスター・ウォッチメーカーダニエル・ロートが設立したブランドは、独立系ウォッチメイキングに革命をもたらしました。シグネチャーの複雑機構と、ウォッチメイキングの卓越性に傾けるあくなき熱意を携えて、ダニエル・ロートは機械式の名人技とエレガントで控えめなデザインを融合させた新たなスタンダードを確立。ウォッチメイキングに傾ける彼の情熱は、オーデマピゲやブレゲで働き、トゥールビヨンといった複雑機構を習得した若い頃に芽生えました。こうした複雑機構への献身的姿勢が、トゥールビヨンが技術的にも外観的にも重要な役割を果たせるケースデザイン、ダブルエリプスの考案へとつながりました。これは、時計製造の歴史上、画期的な出来事でした。伝統的なクラフツマンシップの復活を目指し、ロート氏は機械的な精度と控えめなエレガンスを追求し、他とは一線を画すウォッチを作り出しました。
ブランドは、2023年、「ラ・ファブリク・デュ・タンルイ・ヴィトン」の支援で復活を遂げました。ハイウォッチメイキングのルーツを忠実に守り続けるダニエル・ロートは、現代的な革新を取入れながら、創業者のレガシーを尊重し続けます。どのタイムピースも、洗練されたエレガンスと機械的な精度というブランド独自のDNAを反映しつつ、卓越したクラフツマンシップにおける名声を守り続けています。
ブランドの復活は、ロート氏のお気に入りの複雑機構であるトゥールビヨンからはじまりました。最初に限定エディションのイエローゴールド製「スースクリプション」シリーズが発売され、続いてローズゴールドエディションが登場。このコレクションは、ブランドのヘリテージに敬意を払う一方で、インハウス製のムーブメントDR001を採用。どのタイムピースも、手作業で綿密に作られ、卓越した手仕上げやソリッドゴールドのクル・ド・パリ ギョシェ模様ダイアルをあしらうことで、まさしく「芸術品としてのウォッチ(La Montre Objet d’Art)」となっています。
ブランドは今も、ロート氏のビジョンを継承し続け、最高のアルチザンたちと共に卓越したウォッチ作りに取組んでいます。急速な技術進歩の時代にあってさえ、ダニエル・ロートのウォッチはタイムレスな魅力を保ち、時を計る技と伝統を守り続けています。

[ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン]
ミシェル·ナバスとエンリコ·バルバシーニという2人の先見性に富んだマスター·ウォッチメーカーによって設立された「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」。スイスのジュネーブ州メイランに構えるこのアトリエは、デザイナーやエンジニア、職人たちが集結し、20年以上前からルイ·ヴィトンの卓越性を探究し続けています。ウォッチブランド ジェラルド·ジェンタとダニエル·ロートも兼任するヒューマンスケールのアトリエでは、熟練した技術と革新的なサヴォアフェール(匠の技)を融合し、常に進化を続ける創造的な大胆さを象徴する類い稀なタイムピースを生み出しています。
「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」は、メゾンの3つの時計製造部門を統合し、機能的要素と審美的要素を網羅。「ラ·ファブリク·デ·ボワティエ」、「ラ·ファブリク·デ·カドラン」、「ラ·ファブリク·デ·ムーヴマン」に分かれた多彩な専門技術を擁する各部門では、それぞれ伝統的なサヴォアフェールと最先端技術を融合。卓越した仕上げに命を吹き込み、その一部はジュネーブ·シール認証を取得しています。

ファンのあいだで人気の高いQ タイメックスシリーズを進化させた最新版。

Q タイメックス スリータイムゾーン クロノグラフを発表した。最も便利なふたつの機能を融合させたこのスティール製トラベルウォッチは、Qシリーズのスタイルに多才な機能をセットしながらも、あなたが予想しているよりも、もしかしたらそれ以上に安いかもしれない。

タイメックス Q タイメックス スリータイムゾーン クロノグラフ
 OK、次にいこう。この時計は直径40mmのSS製Q タイメックスであり、ラグ幅は18mm、ラグからラグまでは48mmとなっている。そして12の目盛りがついた双方向回転ベゼルに50m防水、SS製ブレスレットまたはブラックの合成ラバーストラップから選ぶことが可能だ(ともに工具なしで取り外せるクイックレバーを採用)。ブラック、ホワイト、グリーン(グリーンはタイメックス公式サイト限定)の3色から選べるQ タイメックス スリータイムゾーン クロノグラフは、60分計のクロノグラフだけではなく、3つのタイムゾーンを同時に把握できる、難解な機能を備えたクォーツムーブメントを搭載している。

 まずはこれを分析してみることにしよう。最初のタイムゾーンはメインタイムで表示される。次にメインの時針からUTCを基準としたほかのタイムゾーンのオフセットを取得して、12時間ベゼルを介して確認できる。珍しい機能ではないが非常に便利だ。そして最後の3つ目は、赤い“GMT”針で表示される。いまこれを見たあなたが何を考えたか、手に取るようにわかる。24時間スケールはどこだ? とね。

タイメックス Q タイメックス スリータイムゾーン クロノグラフのケースサイドイメージ
 そしていろいろと調べてみたところ(時計が動いているアニメーションを見て、タイメックスにメールした)、実は赤い“GMT”針は、調整可能な独立した12時間計であることが判明した。この針と、それに連動する12時位置の24時間インダイヤルとを組み合わせると、第3タイムゾーンの24時間(午前と午後)を表示してくれるのだ。なお参考までに、上の写真の時刻は、赤い針が区切られたタイムゾーンで、午前4時を示しているということになる。確かに、針がなくても同じ機能であれば手を加えずとも提供できるが(24時間のインダイヤルにも同じ情報が表示される)、この4本目の針が、全体のGMT要素を際立たせているのだ。

 僕がまだわからないのは、これがどのように設定されて、どのように日付表示と結びつくのかということだ。日付はローカルタイム(メイン)の針に紐づけられており、赤い24時間表示の針はリューズを介して連動して設定されているため、おそらく日付が繰り上がる前の動作に対応している可能性が高い。近々このQを1本貸りる予定のため、詳細なハンズオンと上記で予想した機能の確認(または修正)を乞うご期待のうえ、お待ちいただきたい。

タイメックス Q タイメックス スリータイムゾーン クロノグラフのラバーストラップバージョン
 前述したが、3つのタイムゾーンとともに4時30分位置に日付表示を、そして60分積算計クロノグラフも搭載している。果たして価格は? ラバータイプは4万2900円、ブレスレットタイプは4万6200円(ともに税込)だ。先週のWatches & Wondersで発表された6桁、7桁、8桁、そして9桁の価格から、やっと解放されたような気がする。

我々の考え
ハンサムだけどちょっとヘンテコで、でも実用性に優れた、なんてかっこいいQなのだろう。価格も手頃でサイズもちょうどよく、旅行や自宅からひとつ、またはふたつのタイムゾーンを把握するためにたくさんの機能と柔軟性を備えている。タイムゾーン機能はかなりバラバラに管理しなければいけないが、それでも5万円以下という価格と、腕につけたときの見栄えを考えれば文句のつけようがない。

 3つのタイムゾーンを設定する方法はいくつかあるが、僕はセンターに位置するメインの針をローカルタイムに、赤い針をホームタイム(午前と午後を素早く確認できるように)に設定すると思う。そして旅行中にほかのタイムゾーン(または単にUTC)の時差を素早く確認する必要がある場合は、ベゼルをUTC表示にする。

タイメックス Q タイメックス スリータイムゾーン クロノグラフのリストショット
 それとホワイトモデルのほうも見てみてくれないだろうか? 黒のアクセントに、(ホワイトカラーの)お揃いの日付、そしてそれに映える赤い針。ポーラー エクスプローラーIIがそぐわないような場所を旅したいと思ったとき、きっとタイメックスがあなたをサポートしてくれるだろう。まだわからない部分がいくつかあるが、僕はこの時計がとても気に入ったし、この最新のQ タイメックスを自分の腕で試す機会を得たことに、とてもワクワクしている。

 Q タイメックス スリータイムゾーン クロノグラフについてはまた後日紹介するとしよう。また、僕たちは“タイムゾーン”はひとつであるべきとすることに、納得できるのだろうか?

タイメックス Q タイメックス スリータイムゾーン クロノグラフのリストショット
基本情報
ブランド: タイメックス(Timex)
モデル名: Q タイメックス スリータイムゾーン クロノグラフ(Q Timex Three Time Zone Chronograph)
型番: TW2V69800(SSブレス)、TW2V70000(ブラックラバー)、TW2V70100(ホワイトラバー)、TW2V70200(グリーンラバー)

直径: 40mm
ラグからラグまで: 48mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブラック、ホワイト、グリーン
インデックス: アプライド
夜光: あり、針とインデックス
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: SS製ブレスレットまたはラバーストラップ(ラグ幅は18mm)

タイメックス Q タイメックス スリータイムゾーン クロノグラフのイメージ
ムーブメント情報
キャリバー: タイメックス クォーツ
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示、24時間表示、60分積算計クロノグラフ、12時間表示“GMT”針

価格 & 発売時期
価格: ラバータイプは4万2900円(税込)、ブレスレットタイプは4万6200円(税込)
発売時期: 2023年5月発売予定
限定: なし、ただしグリーンダイヤルバージョンはタイメックス公式サイト限定