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シチズンのアナデジ・スポーツウォッチに、最新世代が登場。

2024年の夏、シチズンはエコ・ドライブを搭載したプロマスター ランドシリーズの次世代機を発表した。新たに開発されたアナデジムーブメントを搭載し、ブランドが得意とするモダンで複雑、かつ機能性を重視したデザインを採用したモデルである。この新作はシチズンが長年培ってきたクォーツウォッチの分野、とりわけ小型のデジタル液晶を備えたモデルの系譜をさらに発展させるものだ。こうした時計の世界観は個人的にも大好きで、スマートウォッチではなく、機械式やデジタルの融合によって多機能を実現する時計を求めている人にとって魅力的な選択肢となるだろう。

Citizen promaster Land U822
パネライスーパーコピー代引きそして先週、マークが現在販売されているなかでも特にお気に入りの時計のひとつ、シチズン アクアランド JP2007の実機レビューを公開した。1980年代に誕生したこのモデルは、プロフェッショナルなダイビングツールとしての本格的な機能を備えている。ケースから突き出た深度センサーや、小さなデジタル液晶用の切り抜き窓が施された高輝度な夜光ダイヤルが特徴的だ。この時計は個人的にも愛用しており、数年前から手元に置いているがその魅力は尽きない。数値上のスペックよりもはるかに快適な装着感を持ち、ベゼルの優れた操作性、デジタル液晶を活用した多彩な機能、そして明るい夜光ダイヤルが備わっている。いわば“日本版プロプロフ”とも言える存在で、たびたびおすすめしているのだが、ダイバーズウォッチとしての個性が強いため万人向けではないことも承知している。
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しかしシチズンのラインナップは多岐にわたる。そのため、より一般的なモデルを求める人も安心して欲しい。これまでに僕はより控えめなプロマスター セイルホークや、ユニークなプロマスター SST、さらには名作ブルーエンジェルス スカイホークを所有してきた(免税店で見かけたことがある人も多いのではないだろうか)。いずれのモデルも、デジタル液晶をアクセントに持つスポーツウォッチとして非常に優れた性能を誇る。そして今回新ムーブメントを搭載したプロマスター ランド U822が登場、この実直で愛すべきコンセプトを次世代に向けて進化させることとなった。

Citizen promaster Land U822
時計全体の説明に入る前に、まずはムーブメントについて詳しく見ていこう。Cal.U822はクォーツ制御のソーラー駆動ムーブメントで、Memory-in-Pixel(MIPS)ディスプレイを採用している。このディスプレイは120×48pxの高解像度を実現しており、従来のLCDスタイルのディスプレイと比較してより高いコントラストと鮮明な表示を可能にしている。

このムーブメントにはワールドタイム、クロノグラフ、アラーム、パーペチュアルカレンダーといった一般的な機能に加え、バックライトや光量インジケーターといった特別な機能が搭載されている。光量インジケーターは、光源が時計の充電にどれほど効果的かを測定できるだけでなく、過去1週間の発電履歴も記録する。またCal.U822の精度は月差±15秒とされ、フル充電時には省電力モードで最大3年間動作する。

Citizen promaster Land U822
時計全体に視点を広げると、このプロマスター ランドの新モデルはプロマスター誕生35周年を記念して2024年に登場しており、3種のバリエーションが用意されている。ここで紹介するのは、スティール×ブラックケースにポリウレタンストラップを組み合わせたJV1007-07Eだ。このほかには、グリーンダイヤルとグレーケースのJV1005-02W、そして5900本限定のJV1008-63Eがある。限定モデルはグレーIPコーティングが施され、スティールブレスレットと、ベゼルインサートおよびダイヤルにカモフラージュパターンを採用している。

外観の違いを除けば3モデルとも基本スペックは共通で、ケース径44mm、厚さ14.5mm、ラグ・トゥ・ラグは51.4mmとなる。ラグ幅は22mmで、ストラップ装着時の重量は107g、そして防水性能は200mだ。またプッシャーはねじ込み式のように見えるが、実際にはリューズと同様にパッシブなロック機構が採用されており、防水性能を確保するためにリューズやプッシャーを操作する必要はないので安心して欲しい。

Citizen promaster Land U822
もし僕と同じようにこの種の時計に魅力を感じるのであれば、スペックや技術はアナデジフォーマットの時計、特にシチズンのモデルに共通するものが多いことに気づくだろう。それは確かにそのとおりだ。ただし新しいディスプレイを除けばの話である。MIPSディスプレイは、現行のアクアランドやスカイホークに搭載されているものよりも、はるかにモダンな使用感を提供する。従来のLCDディスプレイはシンプルで、省電力性に優れ、コントラストが高く、数字をクリアに表示できるというメリットがある。しかし表示できる情報の柔軟性は低く、細かいディテールの描画にも限界があった

MIPSディスプレイではセグメントではなくピクセルで構成されているため、より高解像度な表示が可能であり、さらに変化のあるピクセル部分だけを更新することで電力消費を抑えることができる。また画面のリフレッシュ速度が速く、標準モード(白背景に黒文字)とネガティブモード(黒背景に白文字)の切り替えも可能だ。
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画面のモード切替中の状態を示すこのリストショットでは、ディスプレイが反転し、黒文字が白背景に表示されている様子が確認できる。

シチズンはこの特性を生かし、ユーザーインターフェースを最適化している。通常の待機状態では、メインのリューズを押し込むことで画面が白黒から黒白へと反転する。さらにプッシャーを使って「カレンダー」、「ワールドタイム」、「クロノグラフ」、「タイマー」、「アラーム」、「設定」といった各機能を順番に切り替えられる。新しい機能を選択する際には再びリューズを押し込むことで決定し、画面表示は再び白背景に黒文字へと戻る。特定のモードが選択された状態では、2時位置のリューズを回すことで異なる表示オプションを切り替えられる。たとえば、ワールドタイムでは「第2時間帯の時刻のみ表示」、「ふたつの時間帯と日付を並べて表示」、「第2時間帯の拡張時刻・日付表示」などを選択可能だ。

どの待機状態(つまり、画面が黒背景に白文字表示されている状態)でも、4時位置のプッシャーを押せばスクリーンのバックライトが点灯する。このバックライトはディスプレイの上部に配置された赤みがかったオレンジ色のLEDを使用しており、暗所でも容易に視認できる。電子バックライトと、ダイヤルに施された驚異的な夜光塗料の組み合わせによる発光量はまさに圧巻だ。個人的にはインディグロのような全面発光のバックライトを望みたいところだが、このシステムでも十分に実用的で視認性の高い小型ディスプレイのメリットを最大限に生かしている。完全にデジタル表示に移行したくない、あるいはスマートウォッチには踏み切れないアナデジ好きにとって、この新しいスクリーンの導入はアナデジフォーマットの進化として意義のあるものだと感じる。

夜光は2種類。

また、Cal.U822にはちょっとした隠し機能も搭載されている。たとえば両方のプッシャーを同時に押すことで、メインの針が表示しているタイムゾーンを即座に切り替えることができる。また設定メニュー内には、針の位置がずれた場合に素早く簡単に再同期できる機能も備わっている。

興味深い点、あるいは少し不便に感じるかもしれない点として、クロノグラフ作動中には画面に計測時間が表示されないことが挙げられる。クロノグラフを開始すると“Running(作動中)”とだけ表示され、計測を停止するまでは具体的な経過時間を見ることができない(または、4時位置のプッシャーを押してスプリットタイムを記録した場合、その時点の時間が表示される)。個人的には、この仕様のためにクロノグラフを頻繁に使うことはなさそうだ。デジタル時計のクロノグラフ機能を使う主な理由は、計測中の経過時間をすぐに確認できることだからだ。しかしクロノグラフ機能を除けば、Cal.U822のユーザーインターフェースは非常に洗練されており、特にトラベルウォッチとしての実用性に優れている。GMT/ワールドタイム機能はわかりやすく整理されており、どのタイムゾーンの時刻も設定メニューから簡単に調整できる。また気になる人のために補足すると、メインの設定や各機能の時刻・日付・ロケーション設定に入ると時針と分針が素早く9時14分の位置に移動し、ディスプレイが見やすくなるよう配慮されている。

ムーブメントと小型ディスプレイ以外の要素に目を向けると、全体としては現代的なパイロットウォッチのデザインを踏襲している。太めのソード針、視認性の高い夜光インデックス、そして文字盤右側に現在のモードを表示するインダイヤル、左側にはクロノグラフの分計とパワーリザーブインジケーターが配置されている。

最後になるが、まだ触れられていないふたつの要素に気づいている人も多いであろう。それがダイヤルを囲むコンパスベゼルと、8時位置にあるタービンのようなデザインのリューズだ。このリューズはベゼルを回転させるためのもので、太陽の位置を基にした簡易的なナビゲーションが可能となる。普段なら「コンパスベゼルは実用性が低いし、もっと便利な方法がある」と言いたくなるところだが、プロマスター ランド U822はディスプレイ上でさまざまなナビゲーション機能を補完しており、さらにプロマスター ランドというカテゴリーに属していることを考えると、このコンパスベゼルはデザインの一環としても違和感なく馴染んでいる。

時計の細部や機能について多くの言葉を費やしてきたが、最後は実際の装着感について触れて締めくくろう。寸法(44×14.5×51.4mm)から想像がつくように、プロマスター ランド U822は決して小型の時計ではない。装着感は数値どおりで、特にラグ・トゥ・ラグのサイズは僕の7インチ(約17.8cm)の手首には許容範囲ギリギリといえる。ラグは手首に沿うように下向きに傾斜しており、時計のバランスを保つのに役立っているものの、やはりがっしりとしたスティールのケースを持つため、シャツのカフの下に収まるようなタイプではない。しかし数値だけでは測れないこともある。シチズンのいい点のひとつは、ほとんどのショッピングモールに店舗があり、実際に手に取って試着できることだろう。

ポリウレタン製のラバーストラップは快適で柔らかく、厚みもほどよい。このような要素が組み合わさり、極めて“マニア的”なアナデジウォッチでありながらスポーティでマスキュリンな印象を持つデザインが完成している。正直なところ、シチズンにはこのコンセプトを40mm径前後のサイズで展開してほしいと切に願っている。またダイヤルのインジケーターを減らし、ディスプレイに情報を集約することで、さらにすっきりとしたデザインになるのではないかとも思う。今後な話をするならば、このU822ムーブメントをほかのモデルにも搭載して欲しい。ダイバーズウォッチ、トラベルウォッチ、レーシングクロノグラフ、シンプルなフィールドウォッチなど、さまざまなスタイルに応用できる可能性を感じる。

アナデジのスタイルは万人向けではないが、小型ディスプレイに魅了された者にとって、この新しいディスプレイとムーブメントの視認性のよさは無視できないほどの魅力がある。僕としては、このムーブメントがどんな時計に搭載されるのかを想像するだけで胸が高鳴る。例えば、次世代のアクアランドに搭載されるとしたら……どうだろう?

機能とデザインで人気のクロノグラフ。

時計に込められた哲学「クロノグラフ」
クロノグラフとは、通常の時刻表示機能に加え、ストップウォッチ機能も搭載した時計である。まずは、クロノグラフの歴史や魅力、代表的なメーターの種類を見ていこう。

時計史におけるクロノグラフの歩み
ナビタイマー クロノマチック
ブライトリングは、1969年に自動巻きクロノグラフムーブメントのCal.11を搭載した「クロノマチック」を発表。その後、1970年代初頭にはクロノマチック・ムーブメントCal.12を搭載した「ナビタイマー クロノマチック」(写真)をリリース。このモデルは50mの防水性能を確保するため、直径48mmのケースサイズだった。
最初の商用クロノグラフは、時計師ニコラ・リューセックが1821年に作ったものだとされている。しかし、それより5年も前の1816年にルイ・モネが天文観測用のクロノグラフを作っていたともいわれており、始まりには諸説ある。

近代クロノグラフの祖と呼ばれるアドルフ・ニコルは、1844年にクロノグラフの原型を作り、1862年にはクロノグラフ付き懐中時計を製作している。

1915年に最初の腕時計専用クロノグラフを作ったとされるのは、ブライトリングだ。その後、1969年にはブライトリングとホイヤー(現タグ・ホイヤー)、ハミルトン、デュボア・デプラが共同で、クロノマチックと呼ばれる「Cal.11」を開発し、現代的な形へとつながっていった。

クロノグラフが放つ魅力
クロノグラフの大きな魅力が計測機能。過去には、自動車レースや世界大戦でもクロノグラフが活用されていた。

今でこそ電子機器のストップウォッチが普及しているが、クロノグラフは計測時に時計の一部を切り離して使い、終われば戻すという仕組みの機構だ。パーツの組み立てだけでストップウォッチ機能を時計の内部に仕込んでいるのである。

メカニカルなデザインもクロノグラフの魅力だ。パネライ スーパーコピー代引きインダイアル、クロノグラフ秒針、メーターの表記などが複雑に絡み合い、男心をくすぐる表情となっている。

代表的なメーターの種類
スピードマスター
オメガの「スピードマスター」は、1957年に登場した初代モデルより、タキメータースケールをベゼルに刻印。このデザインは、その後のクロノグラフモデルにも影響を与えた。
ベゼルやダイアルに記されたメーター、積算機能の組み合わせにより、クロノグラフではさまざまな計測が可能となっている。

代表的なメーターが「タキメーター」と「テレメーター」である。タキメーターは時速の計測、テレメーターは距離の計測が可能だ。計時を60進法から10進法に置き換えられる「デシマルメーター」もある。

クロノグラフによっては、1分間の脈拍数や呼吸数を計測できるメーターを備えたものもある。脈拍数を計るのが「パルスメーター」、呼吸数を計るのが「アズモメーター」だ。

クロノメーターとの違い
クロノグラフと意味を混同しやすい言葉に「クロノメーター」がある。しかし、クロノメーターは高精度の認証を受けた時計のことを意味し、クロノグラフとは全くの別物だ。

そのため、クロノグラフでありクロノメーターでもある時計が存在するのである。

クロノメーターという場合、現在は一般的に「C.O.S.Cクロノメーター」を指す。C.O.S.C.クロノメーターは機械式時計の精度基準であり、ISO3159の基準に従った規格となっている。

垂直や水平といった5つの姿勢差や3つの温度下に置くなど、多角的な条件で15昼夜にわたって検査を実施し、日差-4秒~+6秒以内に収まるのが条件だ。

クロノグラフの上位機構
クロノグラフはそれ自体が高い技術を要する機構なのだが、さらに発展させた上位機構も存在する。代表的な3つの発展型クロノグラフを紹介しよう。

フライバック
タグ・ホイヤー モンツァ キャリバー ホイヤー02 フライバック クロノメーター
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モンツァ キャリバー ホイヤー02 フライバック クロノメーター」Ref.CR5090.FN6001
2023年にタグ・ホイヤーから発表された、フライバック機構搭載のスペシャルモデル。ケースには軽量で耐久性に優れたカーボン素材を採用する。自動巻き(Cal.ホイヤー02 COSC フライバック)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。カーボンケース(直径42mm)。100m防水。200万2000円(税込み)。(問)LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー Tel.03-5635-7054
「フライバック」は、ゼロリセットとリスタートを同時に行える機構のことである。通常のクロノグラフでは、停止・リセット・再スタートを分けて操作するが、フライバッククロノグラフでは3アクションが1プッシュで完結する。

量産型フライバック機構が採用された最初のムーブメントは、1939年に発表されたドイツのUROFA製Cal.59とされている。

計測時の中間タイムを読み取りやすくなるため、本来は航空シーンで役立つ機能なのだが、一般ユーザーの場合はスポーツやアウトドアなどのアクティブなシーンで重宝するだろう。

スプリットセコンド
トリプルスプリット
A.ランゲ&ゾーネ「トリプルスプリット」Ref.424.037F
2018年の発表以来、計測時間を最長12時間まで積算して比較できるスプリットセコンド・クロノグラフとして好評を得たA.ランゲ&ゾーネの「トリプルスプリット」。写真は2021年に追加された、ピンクゴールドケースのモデルだ。手巻き(Cal.L132.1)。46石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約55時間。18KPGケース(直径43.2mm、厚さ15.6mm)。3気圧防水。世界限定100本。要価格問い合わせ。(問)A.ランゲ&ゾーネ Tel.0120-23-1845
7大複雑機構のひとつにも数えられる「スプリットセコンド」は、2本の針で異なるふたつのタイムを計れるクロノグラフだ。不具合が起こりやすいため、作るのが非常に難しい機構として知られている。

スプリットセコンドで有名なブランドが、A.ランゲ&ゾーネとブライトリングだ。A.ランゲ&ゾーネの「トリプルスプリット」は、3つの積算時間を時間単位で表示できる。

また、自動巻き機構を持つムーブメントの場合、クロノグラフ機構は裏蓋側に収まっているため、ここにスプリットセコンド機構を追加するのは困難なのだが、ブライトリングはこれを文字盤側に設置したことで、製作が難しいスプリットセコンド化を無理なく実現させた。

スプリットセコンドを搭載したクロノグラフは、レースや競技の計測など、正確なタイム計測を必要とするシーンに向くだろう。

エル・プリメロ
クロノマスター スポーツ
ゼニス「クロノマスター スポーツ」Ref.03.3100.3600/69.M3100
2021年に発表され、世界的に話題となったゼニスの「クロノマスター スポーツ」。搭載するムーブメントは、2019年の「クロノマスター2」で初採用されたCal.エル・プリメロ 3600。3万6000振動/時のハイビートはもちろんのこと、1/10秒単位の計測が行えるクロノグラフ機能を加え、より詳細な計測を可能にした。自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3600)。35石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm)。10気圧防水。156万2000円(税込み)。(問)ゼニス ブティック銀座 Tel.03-3575-5861
「エル・プリメロ」はゼニスが1969年に発表した、一体型自動巻きクロノグラフムーブメントで、この機構を搭載したゼニスのモデルにも、エル・プリメロの名が冠されている。

3万6000振動/時の高速振動による高い精度が、エル・プリメロの大きな特徴だ。発表当時は約50時間のパワーリザーブを備えていたことでも注目を集めた。

エル・プリメロはロレックスのデイトナに搭載されていた時期もある。ロレックス時計の中で唯一の社外製ムーブメントであったことから、エル・プリメロの高い信頼性がうかがえるだろう。

高い精度と信頼性から、計時機能を必要とする航空から自動車競技、宇宙開発まで、さまざまな分野で使用されている。

クロノグラフの人気コレクション
クロノグラフは高級時計の中でも人気のジャンルであり、各ブランドが力を入れてコレクションを展開している。主要ブランドのおすすめコレクションを押さえておこう。

ロレックス「コスモグラフ デイトナ」
オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ
ロレックス「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」Ref.126500LN
自動巻き(Cal.4131)。44石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径40mm)。100m防水。
「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」は、カーレースの現場から求められて1963年に誕生したロレックスのクロノグラフモデルである。約72時間ものパワーリザーブを誇るCal.4131が搭載されている。

見た目はスポーティーでダイナミックだ。シンプルで読みやすいインデックスを備えている。ベゼルにはタキメータースケールが刻まれており、レーシングウォッチのような印象だ。

特定モデルに使われているハイテク セラミック製のモノブロック セラクロムベゼルは、耐蝕性、耐傷性、耐久性に優れており、紫外線による影響も受けにくい。

ブライトリング「ナビタイマー」
ナビタイマー B01 クロノグラフ
ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43」Ref.AB0138211B1P1
自動巻き(Cal.01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径43mm、厚さ13.6mm)。3気圧防水。128万1500円(税込み)。(問)ブライトリング・ジャパン Tel.0120-105-707
ブライトリングの時計は、実用性の高さと計器らしい精悍な佇まいを特徴に持つ。クロノグラフモデルは全てC.O.S.C.の認定クロノメーターである。

ブランドを代表する「ナビタイマー」は、1952年に航空用の回転計算尺を備えたクロノグラフとして誕生したモデル。

ナビタイマーには、特徴的なスライドルールが文字盤の周りに配置されており、速度や降下率、上昇率などが計算できるようになっている。ステンレススティールのケースに、レザーまたはステンレススティールのブレスレットが組み合わせられている。

オメガ「スピードマスター」
スピードマスター ムーンウォッチ
オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ」Ref.310.30.42.50.01.002
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.2mm)。5気圧防水。123万2000円(税込み)。(問)オメガお客様センター Tel.03-5952-4400
オメガの「スピードマスター」は、当初はモータースポーツのプロ仕様モデルとして開発されたクロノグラフウォッチである。その後は優れた性能がNASAに評価され、有人宇宙飛行にも携行された経歴を持つ。

スピードマスター以前のクロノグラフでは、タキメーターをダイアル外周に配していた。スピードマスターはタキメーターをベゼル上に配し、その後のクロノグラフのデザインにも大きな影響を与えている。

クラシックな時計のデザインと、現代的なテクノロジーを融合させているのが、スピードマスターの特徴だ。ケースバックには「シーマスター」と同様、海の守護神であるシーホースの姿が刻印されてきたが、2021年にはシースルーバックを備えた写真のモデルもラインナップに追加された。

チューダー「ブラックベイ クロノ」
ブラックベイ クロノ
チューダー「ブラックベイ クロノ」Ref.M79360N-0001
自動巻き(Cal.MT5813)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径41mm、厚さ14.4mm)。200m防水。81万6200円(税込み)。(問)日本ロレックス/チューダー Tel.0120-929-570
チューダーはロレックスの兄弟ブランドとして誕生した時計メーカーだ。創業当初はロレックスの販促ブランドとしての側面が強かったが、独自路線に舵を切ってからはチューダーらしさをモデルに反映させている。

「ブラックベイ クロノ」は、全モデルにブランド初の自社製ムーブメントCal.MT5813を搭載したコレクションである。約70時間のパワーリザーブを備え、C.O.S.C.認定も取得している実用性の高さが魅力だ。

チューダーの象徴でもあるスノーフレーク針が、レトロな雰囲気を醸し出している。ステンレススティール製ブレスレットをはじめ、レザーやファブリックなど、ストラップは3種類が用意されており、好みの1本を見つけやすいだろう。

クロノグラフで大人の男を演出
優れた実用性とメカニカルなデザインが、クロノグラフの大きな魅力である。時間を切り取るという複雑な仕組みに、ブランドの魂と哲学が詰め込まれている。

スポーツやアウトドアなどのシーンなら、ストップウォッチ機能が役立つ機会もあるはずだ。お気に入りの1本を探し、クロノグラフで大人の男を演出しよう。