スーパーコピー時計」カテゴリーアーカイブ

モナコ・レジェンド・オークションに登場するお気に入りの時計を紹介。

ダビデ・パルメジャーニ(Davide Parmegiani)氏が時計を購入するとき、彼が求めるのはふたつのことだ。すなわち品質とパティーナ(経年変化)である。今週、モナコ・レジェンド・グループのオフィスのラウンジに座ったとき、彼はそう話してくれた。しかし、今週末に開催される春のオークションに出品される261点のカタログを見れば、それが十分証明されるはずである。このカタログは、他では手に入らないもので溢れている。

「カタログの作り方はとてもシンプルです。私は市場の波に逆らうようにしています」とパルメジャーニ氏は話す。スーパーコピー時計代引き「今のカタログは、コンテンポラリーウォッチやインディペンデントが8割、クオリティの高いヴィンテージが2割というものがほとんど。35年間、私はヴィンテージに特化してきたので、それに逆らうようにしているのです」

入札希望者と話すダビデ・パルメジャーニ氏。

「専門的」というのは控えめな表現だ。パルメジャーニ氏は、世界で最も重要なヴィンテージコレクションの構築に貢献し、多くの重要な時計を複数回取引し、パテック フィリップなどブランドに対して多くの時計を売却しミュージアムに収蔵されている。しかし、高価なロットだけでなく、あらゆるレベルのコレクターに対応する時計がある。

このようなカタログに掲載されているヴィンテージウォッチの希少性、パティーナ、エレガンス、さらにはヴィンテージウォッチにまつわるストーリーなど、バラエティに富んだ内容は、私がヴィンテージウォッチを愛する理由を思い出させてくれるオークションだと感じた。このようなカタログには、3つの異なるメーカー(そして同じくらい多くの国)の20個近くのアラブ人のサイン入り時計、6種類のパテック フィリップ Ref.3700、宝石をセットしたヴァシュロン・コンスタンタン 222、ワイルドなプラチナのロレックス、上の写真にある七宝焼きのエナメル文字盤のパテックなどなど。パルメジャーニ氏が、このカタログは彼と彼のチームが作成したもののなかで最高のものだと思うと言ったのも納得だ。

ハンジャールのサインが入ったゴールドのデイトナ、ホワイトゴールドのノーチラス、ウッドダイヤルのデイデイト。

オマーンのスルタンのハンジャール文字盤を備えたユニークピースのホワイトゴールド製ノーチラス Ref.3700s(ジョン・ゴールドバーガー氏のコレクション)やプラチナのヨットマスターといったカバーロットを無視しても、カタログには高額な「イグジット」ウォッチから手頃な「お買い得品」まで、掘り下げるべき多くのポテンシャルがあるのだ。

リリースされたばかりのホワイトゴールド製パテック Ref. 3700 “ジャンボ” ノーチラス、オマーンのスルタンのために初期の「リューズなし」ハンジャールサインを備える。

週末に行われる3つのオークションの最初のセッションは、4月22日14時30分(日本時間22時30分)にスタートする。モナコに到着してから10回ほどどれを掲載するか変更したため、ご自身の目でカタログページをチェックしていただくことをお勧めするが、それまでは、ヘッドライナーからアンダー・ザ・レーダーな商品まで、12本(大丈夫、大体12本だ)の素晴らしいロット、さらにトニー・トレイナ(Tony Traina)とベン・クライマー(Ben Clymer)からのいくつかのボーナスをご紹介する。

注目のヘッドライナーたち
ロット 27: パテック フィリップ Ref. 3450 一体型ブレスレットつき

クロノグラフを搭載した同シリーズの影に隠れがちだが、「パデローネ」パーペチュアルカレンダーは、私が歴史上最も好きなカレンダーウォッチのひとつである。Ref.3448の後続モデルとして登場したのが、Ref.3448の後継モデルであるRed.3450は、文字盤の3時30分にうるう年を示す開口部があり、ケースのベゼルがより滑らかに傾斜している。パルメジャーニ氏によれば、ブレスレット一体型のモデルはごくわずかで、総生産数の10分の1以下の20数本しか作られなかったという。

この時計は、時計の寿命の最後尾である1985年のもので、これまでに作られた4本以下のブレスレットつきRef.2499のうちの1本と同じスタイルのブレスレットを備えている(ジェイ・Zは最近そのうちの1本を購入した。詳しくは記事「ジェイ・Zがパテックの最も希少なヴィンテージピースをさりげなく着飾るようになったいきさつのすべて」へ)。そのマッチしたRef.2499のオーナーが3450をまだ持っていなければ、入札合戦になるかもしれない。いずれにせよ、それだけの価値があると私は考えている。これらのブレスレット一体型のパテックは、非常に快適に着用できるだけでなく、長いあいだ見過ごされていたのである。18万ユーロから36万ユーロ(約2600万〜5270万円)というエスティメートは、私の推測する市場価値と比べると、かなり保守的な価格設定だ。

ロット 129: 1954年製のオーデマ ピゲ カレンダー4

私のカレンダー好きの心を射止めたのは、美しい1954年製オーデマ ピゲのムーンフェイズつきのシンプルカレンダーRef.5514BAに目が釘付けになった。わずか24mm×24mmというサイズで、実に愛らしい、バランスのとれたタンク風の腕時計だ。1945年から1960年までのふたつのシリーズで20本以上製造され、これまでに7本しか市場に出ていないため、15万~30万ユーロ(約2200万〜4400万円)が提示された。パルメジャーニ氏は、この時計はアメリカ市場で、彼のチームの一人であるアダム・ビクター(Adam Victor)氏が見つけた本家のものであると語っている。確かに現代人の好みからすると小ぶりではあるが、この素晴らしいティアドロップラグが、アール・デコの雰囲気を醸し出し、普段使いのタンクよりも少しパンチを効かせている。

ロット 98: 1948年製プラチナ製のオメガ クロノメーター、ジェムインデックスつき

40年代のオメガのジェムセットをトップロットとして選ぶとは思ってもみなかったが、ここにきて、その価値が十分にある時計が登場した。この1948年製のプラチナ製オーバーサイズ(37.5mm)のクロノメーターウォッチは、ムーブメントだけでも重要だ。30 SC T2 RG(RGはレギュレーションの意味)は、ヌーシャテル、ジュネーブ、キュー天文台のコンテストで次々と記録を更新し、精度の高さでは歴代の名機として知られている。多くのメーカーがシルバーダイヤルにダイヤモンドのアワーマーカーを使用しているなか、この3、6、9、12にダブルエメラルドを使用しているのは珍しく、おそらく唯一無二の存在だろう。「これは間違いなく特注品だと思います。高価なブランドに対抗するために、このようなことをしたのでしょう。オメガはエメラルドを非常に特別な時計に使っていたのです」と話すとパルメジャーニ氏は、彼が所有するパテックから有名なロレックス、エメラルドのカボションがついたカルティエのタンク ア ギシェまでをリストアップしてくれた。これらは信じられないほど特別なピースで、エスティメートは15万〜30万ユーロ(約2200万〜4400万円)だ。

ロット 181と188: パテック フィリップ Ref.1463「タスティ・トンディ」 の2本

左から世界で唯一知られているカルティエのサイン入り1463 、ジョン・ゴールドバーガー氏が所有するローズゴールドのミントで完全な個体。

食欲旺盛なあなたに朗報だ。オークション2日目、わずか数ロット違いでふたつの「おいしい」時計が出品されるからだ。最も象徴的な時計のひとつであるRef.1463(「タスティ・トンディ」の愛称)は、1940年に発表され、25年間にわたり740本が製造された。このオークションでは、それぞれいくつかの点で異なる、本当に素晴らしいふたつのオプションを手に入れることができる。

この時計は、2016年にオリジナルオーナーからフィリップスに委託されたもの。

ケースバックには、オリジナル・オーナーから奥様への愛すべきエングレーヴィングが刻まれている。

カルティエのサインが入ったダイヤルは、無傷のオリジナルコンディションだ。

そう、ズルして2本まとめて紹介するのだが、選べないのだ。最初のロット181は、1968年6月12日に売却されるまで、ニューヨークのカルティエ邸でしばらく眠っていたもので、カルティエのサインが入った唯一の例であり、後期生産モデルのストレートなラグを持つ、最後に作られた2本の1463のうちの1本である。この時計の2番目のオーナーは、実は我らがベン・クライマーで、2016年にオリジナルのオーナーからフィリップスに委託された際に、オークションで破格の値段で購入した。彼は、自分が執筆した時計を購入した唯一の機会であり、それは5年以上にわたって彼のコレクションの一部であり続けたと語ってくれた。今回は、55年以上にわたって市場に出回る2度目のもので、現在ヴィンテージパテックやヴィンテージカルティエがどれほど熱いかを考えれば、この1本は本当に注目を集めるはずだ。また、オリジナルのフォールディング・デプロワイヤント・バックルにはカルティエのサインとカルティエの在庫番号が刻印されているのも素晴らしい演出のひとつと言えるだろう。エスティメートは、16万〜32万ユーロ(約2340〜4690万円)となる。

ローズゴールド、ミント、ツートン!

もうひとつの素晴らしいオプションはLot188、1954年製Ref.1463、ピンクゴールド、ツートンタキメーターダイヤルは、私たちの親友であるジョン・ゴールドバーガー氏のコレクションからのもので、1950年代のケースとより丸いラグを備えている。ヴィンテージのピンクゴールドのパテックとその暖かみのある色合いについては、何度でも説明することができるが、実際に見ると魔法のようだ。ピンクゴールドの「タスティ・トンディ」は145本しか製造されず、現在では55本しか確認されていない。このモデルは、手つかずの状態で、1463のなかでまさに欲しい一品。素晴らしいリーフハンド、アーカイブの抜粋(もちろん)、小売店のサインが入ったオリジナルのAstrua(イタリアの老舗時計店)のボックスがあり、エスティメートは30万~60万ユーロ(4400万〜8800万円)。

ロット 55: ロレックス Ref. 6265 UAE “クライシュ(Quraysh)”

これは、もうロレックスが絶対にやらないこと。そう、文字盤にロレックスの社名やロゴがないものだ。それ以外は標準的な6265なのだが、これは最もコレクターの多いバリエーションのひとつだ。なぜか? 文字盤の上部にあるクライシュ一族の鷹の記章と、6時位置のサブレジスターの上にある現ドバイ首長のムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム氏のサインである。1970年代半ばに依頼されたごく少数のうちの1本として作られ、しばしばプレゼントされたこのモデルは、私の好きなデイトナのトップ5にランクされているのだが、箱と書類つきでオークションに登場するのはこれが初めてと思われる。見積もりは25万〜50万ユーロ(約3600万〜7200万円)。

ロット 44: 超薄型のヴァシュロン・コンスタンタン ミニッツリピーター Ref.4261

Ref.4261は、世界で最も人気のある複雑時計のひとつで、数十本以下しか製造されず、そのほとんどが粗悪なリフィニッシュ品となっている。

このケースの薄さをご覧あれ…リピーターがこのなかに入っているんだ!

このイエローゴールドのモデルは、ツートンカラーの文字盤を備えている。

ヴィンテージのヴァシュロンは、20世紀で最も美しく興味深い時計を製造しているにもかかわらず、いまだに信じられないほど過小評価されている。その証拠に、この超スリムなミニッツリピーター Red.4261を見て欲しい。美しいティアドロップラグと完璧なツートンダイヤルの繊細なデザインだが、36mmのイエローゴールドケースに収められており、着用可能だ(そして信じられないほどスリムでもある)。この時計は、以前クリスティーズでもとの所有者から委託され35万ドル以上で落札されたもので、修復されていないケースとダイヤルを特徴とする、世界で最も優れた複雑時計のひとつ(ヴァシュロンは、その信用からこうした時計を自社コレクションのために買い戻すこともあるが、しばしば修復される) エスティメートは、20万〜40万ユーロ(約2900万〜5800万円)で、今日の最高品質のヴィンテージウォッチに対する需要に基づき、ハイエスティメートを超える可能性もある。

ロット 164: パテック フィリップの真骨頂1963年製のワールドタイマーRef.2523/1

またパテック フィリップを選んでしまって失礼、という感じなのだが、200万〜400万ユーロ(約2.9億〜5.8億円)という高額なエスティメートはさておき、これは無視できないほど良いものだった。希少なレファレンス、素晴らしいダイヤルのコンディション、大胆でシャープな36mmケースとラグなど、この2523/1より優れたものはないだろう。

パルメジャーニ氏といえば、数々の有名・希少な時計を複数回販売することで有名だが、この時計もそのひとつ。もともと彼は2013年にクライアントのために、オリジナルオーナーの家族から購入している。現在はその同じクライアントから委託されており、オリジナルの箱と書類が残っている状態だ。この時計は約35本存在するのだが、そのうちの20本はパルメジャーニ氏がこれまでに販売してきた。その中でも最高傑作が今回登場するものだ。

この文字盤は、ロンドンとパリが同じ時間帯にあるという時代錯誤的なところがあり、個人的に気に入っているポイントだ。パリは23年前にグリニッジ標準時から外れており、何十年もの間、元に戻るかもしれないと考えられていたことを考えると、これは「希望的観測」かもしれない。しかし、何十年ものあいだ、パリがグリニッジ標準時から切り替わるかもしれないと考えられていたのである。今のところその兆しはないが、いつかはあるかもしれない。

アンダー・ザ・レーダーたち
ロット 153: 1969年製のブレゲのアラームウォッチ

実はこの商品のように、私でも買えそうなものを掘り起こし、クリエイティブな楽しみを味わうことができる。また、パルメジャーニ氏の好みが高額品に限定されていないこともわかる。

アラームウォッチと言えば、ジャガー・ルクルトのメモボックスやヴァルカン クリケットを思い浮かべる方も多いのではないだろうか? だから、このブレゲはとても楽しいのだ。人は通常、「ケース」か「文字盤」のコレクターだと言う。この時計は、選ぶ必要がないのだ。スティールケースの角ばったラグ、アプライドインデックス、アラーム機能を設定するための3、6、9、12、青く塗られた15分スケール、美しい筆記体ロゴ、赤い先端を持つジグザグのアラーム針など。とにかく盛りだくさんだが、すべてがうまく機能している。33.5mmと少し小さめではあるものの、市場に出ているほかの例はひとつしか見つからなかった。つまり、ブレゲファンであれば、オリジナルボックス付きのこの時計のエスティメートが1万〜2万ユーロ(約145万〜290万円)というのは、まさにお買い得かもしれない。

タグ・ホイヤーからスケルトンダイヤルを持つ新モナコが3種類登場。

タグ・ホイヤーは先週末のモナコGPに合わせて、クラシックを再構築した。

タグ・ホイヤーはこの機会を祝して、スケルトン仕様の3本の新作モナコウォッチを発表した。厳密にいうとタグ・ホイヤーがスケルトン仕様のモナコを製作するのはこれが初めてではない。2021年のオンリーウォッチのために、ブランド初となるオープンダイヤルを製作している。完璧に鍛造されたこのカーボンウォッチは、基本的にオリジナルで非常に収集価値の高い“ダークロード”(多くのホイヤー中毒者にとっては聖杯)へのオマージュであり、文字盤、ケース、そしてヒゲゼンマイに至るまですべてカーボンコンポジットでつくられている。

そして昨年、タグ・ホイヤーはモナコ“リビエラ”モンテカルロのブティック限定モデルを発売した。このモデルでもスケルトン(風の)文字盤が採用されており、カラーはティファニーブルーだった。リビエラブルーと呼んでほしいと思っているのは間違いないが、ここはひとつありのままに言っておこう。加えてティファニーブルー最盛期のときで、悲しいことに今ではコンセプトとして参考にするにはある種時代遅れのようにも感じられる(これを教訓に私たちはトレンドの罠にはまらないようにしよう)。だからリビエラブルーと呼ぶことにする。

モンテカルロのブティックエディションは、わずか30本のみの限定生産モデルだった。つまり(これを入手するには)モンテカルロに住むか、ヨットや自家用ジェットでそこまで行くか、あるいは特殊な富裕層が飼育する伝書鳩を飛ばすかなど、裕福でなければならなかったのだ。

だからこの新しいオープンワークのスケルトンモナコが、一般消費者向けにつくられていることを(みんなが)知ったらきっと喜ぶだろう。29万スイスフラン(日本円で約4500万円)もかからない。またユニークピースでもなく30本限定でもない。新作は次の3つのバージョンで展開する。サンドブラスト仕上げのブルー文字盤、サンドブラスト仕上げのブラック文字盤に、サンドブラスト仕上げのチタンケースとレッドのアクセントを加えたモデル、そしてブラックDLCサンドブラスト仕上げが施されたチタンにターコイズのアクセントが効いた、ブラックサンドブラスト文字盤だ。私はブラックの配色が最もクールだと思う。
針、インデックス、日付窓はスーパールミノバで処理されていて、ブラックとターコイズのカラーリングは特にクールな印象を与え、またスケルトナイズすることで明白に狙っているフューチャリスティック的な感覚をさらに高めている。参考までに私はスーパールミノバを気にしたことがないため、ここであえて言及しているということはそれが非常にいいと思っているということだ。

新しいモナコ クロノグラフはすべて、自動巻きのキャリバー ホイヤー 02を搭載(この動きは裏蓋から見える)。そして約80時間のパワーリザーブと100mの防水性能を備えている。価格はブルーとブラックダイヤル両方のチタンモデルが134万7500円、ブラックDLCチタンモデルが141万3500円(すべて税込)となっている。

モナコは、実際にアイコニックなモデルと呼べる数少ない時計のひとつであり、その称号にふさわしい存在としてその名を不動のものとしている。モータースポーツ黄金時代の1969年に、ジャック・ホイヤー(Jack Heuer)によって発売されたこの時計は、今ではスティーブ・マックイーン(Steve McQueen)、あるいは(私なら)ジェイコブ・エロルディ(Jacob Elordi)氏の代名詞にもなっている
その独特の四角いシェイプのおかげで、現在の市場で最も認知度の高い時計のひとつとなっている。聞いて欲しい、私はスクエアウォッチガールではないが、ただ直感的に(自分が)反応するものが好きだ。スタイリッシュであろうとなかろうと、自分の好みやセンスを磨くことの大切さを教えてくれるものなら何でも好きなのだ。個人的には楽しめない時計だが、しかしモナコはより広くデザイン的なレベルで深く尊敬しているもののひとつだ。

スケルトン化はモナコの新しいスタイルの方向性であることは間違いない。ただでさえ無骨な腕時計に大胆なルックスだ。しかし今日の文脈では理にかなっている。リシャール・ミルとオーデマ ピゲはマイアミクラブ(ナイトクラブ)で着用してもほとんど時刻がわからない、スケルトンクロノグラフの人気の基礎をしっかりと築き上げた。なるほど、時代についていけなければ取り残される危険性があるということか。

モナコとのロマンチックな恋愛関係とは程遠い。白黒写真のスタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)やサミー・デイヴィス Jr.(Sammy Davis Jr.)の手首についていると、バウハウスにインスパイアされたミッドセンチュリーの芸術作品のようにも見える。しかしこのオープンワークは中間的な存在だ。スティーブ・マックイーンになりたいが2023年版が好きという人は、この時計を身につけてみて欲しい。

基本情報
ブランド: タグ・ホイヤー(TAG Heuer)
モデル名: モナコ クロノグラフ(Monaco Chronograph)
型番: CBL2182.FT6235(ブルー)、CBL2183.FT6236(ブラック)、CBL2184.FT6236(ブラックDLC)

直径: 39mm
厚さ: 14.7mm
ケース素材: チタングレード2サンドブラストケース(ブルーとブラック)、ブラックDLCチタングレード2サンドブラストケース(ブラックDLC)
文字盤: ブルーまたはブラック
インデックス: アプライド
夜光: あり
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: エンボスブルーカーフスキン&ラバーストラップ(ブルー)、エンボスブラックカーフスキン&ラバーストラップ(ブラックとブラックDLC)、すべてフォールディングクラスプ、ダブルセーフティープッシュボタン付き

ムーブメント情報
キャリバー: キャリバー ホイヤー02
機能: 時・分・秒、日付表示、クロノグラフ
直径: 31mm
厚み: 6.9mm
パワーリザーブ: 約80時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 33

価格 & 発売時期
価格: ブルーとブラックが134万7500円、ブラックDLCが141万3500円(すべて税込み)

オリス 限定コラボダイバーズウオッチ”Oris × RedBar Divers Limited Edition II”が登場した。

1904年創業のスイス時計ブランド“ORIS(オリス)”と、世界的なウオッチコレクターコミュニティ“RedBar(レッドバー)”との限定コラボダイバーズウオッチ”Oris × RedBar Divers Limited Edition II”が登場した。
■Ref.01 733 7795 4018-Set。SS(39mm径)。20気圧防水。自動巻き(Cal.733-1)。限定250本。44万円
ORIS(オリス)
Oris × RedBar Divers Limited Edition II
オリスとレッドバーは、ブランドと時計愛好家コミュニティーの枠を超えて約10年以上もの間、絆を深めてきた。本作は、愛好家コミュニティの本拠地移転記念として誕生した限定モデル。深紅のグラデーションが目を引く文字盤で、それを表現したという。
ケースは、39mm径サイズ、素材はステンレススチールを採用。風防はドーム型サファイアクリスタルを備えた丈夫な構造だ。
そして、裏ブタにはオリスとレッドバーのロゴ、そして限定モデルであることを示すシリアルナンバーを刻印する。
また、ムーヴメントには自動巻きキャリバー”Oris 733”を搭載。約41時間のパワーリザーブ機能をはじめ、ストップセコンド機構のほか、200m防水機能も備える。
ベルトは、ブラックのラバー素材と、メタルブレスレットが付属する。2つのベルトは、ワンタッチで交換できるため、シーンや装いに合わせて自在にアレンジできる点も魅力だ。なお、販売価格は44万円、限定250本となる。

グランセイコー 2本の新作限定GMTが登場。

新しいグランドセイコーは、ドレスアップもスポーティな着こなしもできる。

グランドセイコー初の9Sキャリバーが発売されてから25年。この度それを記念して、グランドセイコーファンの多様なニーズに応える、ふたつの新しいGMTモデルを発表した。新作のSBGJ275とSBGM253でグランドセイコーの多くの領域をカバーしている。まずはよりスポーティなオプション、SBGJ275から詳しく掘り下げよう。

新しいSBGJ275はスポーツコレクションに属し、グランドセイコーの最も詩的な方法でそのスポーティさを実現している。ブルーのダイヤルは、グランドセイコースタジオ 雫石から見える岩手山の山頂が雲海に覆われているときの空をイメージした。その周囲には24時間表示のGMTのインナーリングと、ブルーとホワイトに塗り分けられたサファイアクリスタル製の双方向回転GMTベゼルがあり、1度に3つのタイムゾーンを把握することができる。

ケースはブレスレットと同じくステンレス製で、防水性は200mを確保。ケースバックのサファイアクリスタルを通して、陽極酸化処理により淡いブルーをまとったチタン製ローターを見ることができ、それがハイビートGMTムーブメントの9S86を駆動している。あ、そうだ、これはフライヤー型GMTのため、時針を独立してセッティング出来ることも忘れてはならない。

グランドセイコー エレガンス コレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル(SBGM253)
SBGM253。

グランドセイコー エレガンス コレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル(SBGM253)のダイヤル
グランドセイコー エレガンス コレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル(SBGM253)のケース
もっと控え目な時計が欲しい方には、グランドセイコーがSS&ブレス付きのSBGM253を用意しているため、これをおすすめしておこう。ただこれは夜光や回転ベゼルを備えていないエレガンス コレクションに属しており、防水性は30mしかない。デイト表示とリューズを3時位置に備えているほか、サンレイ仕上げのライトブルー文字盤に24時間表記をプリント。9S86同様、酸化処理されたチタン製ローターを備えたGMTムーブメント、9S66を搭載し、また同ムーブメントも単独で時針を操作できるが、(3万6000振動/時の9S86とは異なり)2万8800振動/時の低振動となっている。

先行して9月8日に、SBGJ275がグランドセイコーブティックオンラインで発売され、104万5000円(税込)の限定2000本(うち国内875本)で販売される。10月7日からはグランドセイコーブティック、グランドセイコーサロンおよびマスターショップで提供が開始され、同日にSBGM253も1700本限定(うち国内700本)で、75万9000円(税込)にて発売される。

グランドセイコーのダイヤルは素晴らしい。その証明は必要だろうか? まずSBGJ275を見てみよう。思い出せる限り、グランドセイコーの文字盤のなかで私のトップ5に入るかもしれない(ただダイヤルバリエーションがたくさんあるから、そう認めるのは難しい)。

グランドセイコー スポーツ コレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル(SBGJ275)のダイヤル
この柔らかくも雲がかげった文字盤の質感が本当に魅力的で、私の家族が住んでいるウィスコンシン州の近くの湖にある、クラックした真冬の氷を思い出させてくれるし、今年初めに発売されたSBGH311の“雲海”ダイヤルよりも青いトーンが気に入っている。しかし4時30分位置にある大きな日付表示と、大きくて派手なGMTベゼルが搭載されているのは残念だと思う。普段デイト表示は気にならないのだが、もう少しエレガントでクラシックなものにダイヤルを合わせて欲しかった。もしかしたら、それが実現するかもしれないという予感がしている。

エレガントといえば、SBGM253はグランドセイコーのGMTデザインの典型的なファン好みのデザイン(少なくともほかのブランドのGMTのデザインコードをあまり参考にしていない)だと私は想像しているが、それでもここ数年のあいだ、人々が抱いてきた考えと同じ問題に悩まされている。スポーツウォッチ以外であっても、ほとんどのGMTをつける人にとって30mの防水性は十分とは言えないのだ。

グランドセイコー エレガンス コレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル(SBGM253)のダイヤルと日付窓
グランドセイコー エレガンス コレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル(SBGM253)
しかしグランドセイコーと聞いて、多くの人が最初に思い浮かべるのがダイヤルだとすれば、仕上げとムーブメントはその2番目、3番目でなければならない。スポーツコレクションモデルではハイビート、エレガンスコレクションモデルでは安定した正確なムーブメントが搭載されるなど、どちらの時計も素晴らしい動作をしており、それぞれ日差+5~-3秒、約55時間と約72時間のパワーリザーブを実現している。なおフォーマルな感じへと整えた仕上げについて、私は悪く言うことはできない。

ただ1秒間だけ、街頭演説台に乗らなければならない。これらは限定にすべきだったのだろうか? そこがよくわからない。SBGJ275は素晴らしいダイヤルのレベルまで達しているのかもしれないが、2000本の生産だとそれほど“限定”という感じはしない。1500万ドル以上の(売上)価値がある時計だ。大きく“制約された”数字はいいことなのかもしれないが、その時点でその呼び名を捨ててしまえばいい。すべてが制限されているのなら、何も制限されていないことになる。ほかの業界だと商品はいつも売り切れているということになるが、それでいいのだ。この制約はブランドからなのか、はたまた顧客からの需要なのかはわからない。ブランドサイドは予告なしに売り切れた場合の顧客の反応を恐れている可能性があるとも考えられる。何事にも言えることだが、これらのリリースが真に好きな人であれば、9月と10月にリリースされるとき、もたもたしていてはならない。

基本情報
ブランド: グランドセイコー(Grand Seiko)
モデル名: スポーツ コレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル(Sport CollectionCaliber 9S 25th Anniversary Limited Edition)、エレガンス コレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル(Elegance CollectionCaliber 9S 25th Anniversary Limited Edition)
型番: SBGJ275(スポーツ)、SBGM253(エレガンス)

直径: 44.2mm(スポーツ)、39.5mm(エレガンス)
厚さ: 14.8mm(スポーツ)、13.7mm(エレガンス)
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ライトブルーの雲のモチーフ(スポーツ)、ペールブルーのサンレイ(エレガンス)
インデックス: 夜光塗料付きファセットスティールアプライド(スポーツ)、ファセットスティールアプライド(エレガンス)
夜光: スポーツのみあり
防水性能: 200m(スポーツ)、30m(エレガンス)
ストラップ/ブレスレット: SSブレスレット

グランドセイコー スポーツ コレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル(SBGJ275)のムーブメント
SBGJ275に搭載された、9S86ムーブメント。

ムーブメント情報
キャリバー: 9S86(スポーツ)、9S66(エレガンス)
機能: 時・分・センターセコンド、日付表示、フライヤーGMT
パワーリザーブ: 約55時間(スポーツ)、約72時間(エレガンス)
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万6000振動/時(スポーツ)、2万8800振動/時(エレガンス)
石数: 37(スポーツ)、35(エレガンス)

価格 & 発売時期
価格: SBGJ275は104万5000円、SBGM253は75万9000円(ともに税込)
発売時期: SBGJ275は9月8日にグランドセイコーブティックオンラインにて先行発売開始、10月7日よりSBGJ275、SBGM253ともにグランドセイコーブティック、グランドセイコーサロンおよびマスターショップにて一般発売(SBGM253はグランドセイコーショップでも発売)
限定: SBGJ275は世界限定2000本(うち国内875本)、SBGM253は世界限定1700本(うち国内700本)

国産ウオッチブランド“ケンテックス(KENTEX)”から、新作モデル”SKYMAN GMT”が登場した。

ケンテックス(KENTEX)
SKYMAN GMT
最新作の”SKYMAN GMT”は、最大3つのタイムゾーンを同時に表示できるGMT機構を搭載した本格パイロットウオッチ。1994年の創業以来、企画から製造、販売までを一貫して国内で行うジャパンメイドGMTとして、実用性と価格のバランスを追求した1本である。

ケースは、41mm径サイズ、素材には耐食性に優れたSUS316Lステンレススチールを採用。風防には、片面無反射コーティングを施したサファイアクリスタルガラスを採用し、強い光の下でも視認性が高い点が特徴だ。

文字盤はサンレイ仕上げを施し、光の角度によって繊細な表情を見せる。

また、ベゼルの6時から18時位置に刻まれたスラッシュパターンで昼夜を、さらに裏ブタにはプロペラ機エンジンをモチーフにした型打ち加工を施し、パイロットウオッチらしいデザインも魅力的だ。

ケンテックス SKYMAN GMT

搭載するムーヴメントは、日本製自動巻きキャリバー”NH34”。約40時間のパワーリザーブ機能や、10気圧防水も備える。

文字盤のカラーは、澄み渡る空を思わせるホライゾンブルー、深みのあるグリーン、上品な輝きを放つブラックMOP、オールブラックの全4色。

ベルトは、重厚感のあるステンレススチール製3連ブレスレットと、オイリーカーフレザーベルトの2タイプを展開。使用シーンに合わせて選べる点も魅力だろう。

なお、販売価格はレザーベルトタイプが7万9900円、ステンレスブレスレットタイプが8万6900円。ブラックMOP”S809M-05”とオールブラック”S809M-06”の2モデルは、各188本限定で、販売価格は9万2400円だ。